姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

自然現象に対して力尽くで対抗すると被害は大きくなります。

こんばんは。


姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
これを書いている17日の20時現在、台風はまだ四国に居るようです。それでも姫路は夕方から降り出した雨がかなり強くなってきました。今から日付が変わる頃までが雨と風のピークのようです。

 

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災害が起きる時に一番怖いのは油断じゃないかな?

 

ここ100年ほどで土木・建築の技術が飛躍的に進歩して台風や地震など自然災害が起こった場合の被害はかなり小さくなってきたように思います。特に川は護岸工事で氾濫する事が少なくなって洪水が起こる事も減っています。
でもそうやってコントロールしようとしたところって、許容量を超えると為す術なく被害が広がっているような気もします。
災害の記録って実は相当昔から地域に残ってたりするんですが、護岸工事などの整備工事をした事によって安心して「大丈夫」っていう油断してしまう事が原因なんじゃないかなぁ??

 

備えは絶対に必要です。

 

いつ起こるか分からない災害に常に備えるのは難しいと思います。でも土木や建築の技術でコントロール出来てるから備えなくてもいいという油断は災害が起きた時に何も出来なくなります。
でも、だからと言って自然災害に抗うのは難しいからと何も備えずに成り行きに任せていると自分だけじゃなく周囲にも迷惑をかけてしまいます。
そうならない為にも最低限の防災用品と水や食料品などの備えはしておかないとですね。
特に9月~10月は台風シーズンでもあるし進路も予想していても全く違う動きをしたりするので油断は禁物です。

 

出来るだけ被害が出ませんように。

 

会社の倉庫がかなり低くなっていて大雨が降ると浸水してしまうので、一昨日の段階で浸水に備えて車を移動させたりモノが流されたりしないようにしたんですが、こういう自然現象は過ぎ去ってみないと何が起こるか分かりません。
屋根工事業という仕事柄、台風の後は雨漏りや瓦が飛んだって連絡が入る事が多いんですが、これも過ぎてみないとどこに被害が出てるかが分からないんですよね。
台風で飛ばないとか地震で落ちないとかって瓦を開発しても想定以上の災害が起きたらどうにもなりません。それよりも事前にどこで被害が起きる可能性が高いかって事が分かるような「何か」があると被害を小さくする事は出来るかなぁ??