姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

学校で使われていた紙に技術と時代を感じます。

こんばんは。


姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
はっきりしない天気が続いてますね。今日も降ったりやんだりで仕事になりませんでした。秋雨前線、頑張り過ぎです。

 

20年前に書いた論文は黒歴史です。

 

母校である明石高専建築学科のOB会組織である「明石高専建築会」で執行役員になっていて、毎年現役の学生の卒業研究や論文を発表する場に立ち会っているんですが、今の学生はめちゃくちゃ優秀なんです。先日本棚で探し物をしている時に自分が学生の時に書いた論文とその年度の論文の梗概集(まとめ)を発見してしまいました。

 

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ついつい興味本位で自分のを読み返してみて後悔しました。論旨もまとまってないし、日本語もめちゃくちゃであまりのひどさに最後まで読めませんでした。黒歴史もいいとこですが、捨てたり破ったりするのは思い留まりました。
そして今の学生さんに偉そうな事言ってた自分を思い返して余計に恥ずかしくなるという連鎖です。今ならもうちょっとマシなものが書けるのになぁって思いながら、20年という時間の重みを実感しました。

 

藁半紙ってどの年代まで通じるんでしょう?

 

先日高専建築会の後輩と話をしている時に「学生時代の卒論の梗概が藁半紙やってん」って話したら「藁半紙って何ですか?」って聞かれてショックを受けました。
今の学生さんに通じないのは薄々感じてたんですが、一回りとちょっと違うくらいで藁半紙が通じなくなるんですね。そう言えば私が大学に入ったくらいからパソコンを持つ人が増えてきてそれと共に藁半紙からコピー用紙になっていったような気がします。
それでも大量に印刷する場合のコストで考えるとしばらくは藁半紙頑張ってたように思うんですが・・・。何歳くらいの人まで藁半紙って通じるんでしょうね?

 

学生時代は技術の過渡期でした。

 

よくよく考えてみると私の学生時代って今は当たり前になっている技術がやっと普及して発展し始めた過渡期やったように思います。個人がパソコンを持つようになったりとかプリンターやデジカメもそうですし、今はスマホになってますが携帯電話やポケベルなども普及し始めたのが学生の頃です。
高専に入学したらパソコンを使う授業があってびっくりしたし、大学では入学したての頃に携帯を持ってなくて連絡がつかないから不便やって言われたり。いろいろな技術の実用実験をやってた世代ですね。今は小学生でも当たり前にパソコンどころかタブレット使ってるしプログラミングの授業まであるんですよね。
インターネットが普及したのも学生時代であの頃はまだまだ極一部の人しかネットしてなかったのが信じられないです。
10年ひと昔って言うけど今は3年でひと昔くらいの感覚ですね。置いていかれないように勉強を続けないとです。