姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

今の自分を作っている原風景の写真を見つけました。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
寒い日が続いてますが体調崩された方はいませんか?私は大丈夫ですが、職人が1人風邪をひいて休んでしまいました。
今日は雨で昼からの現場作業は休みになったので幸いと言えば幸いですが・・・しっかり養生して早く復帰してもらいたいです。

 

幼い頃の記憶が蘇りました。

 

先日、事務所の書棚を整理しているとかなりいろいろな物が出てきました。メーカー各社の10年以上前のパンフレットや今はもう使っていない副資材の見本、残念ながら廃業してしまったメーカーの商品のパンフレットに昔当社が施行した工事の写真もかなりの数出てきました。
その中にまぎれて当社が瓦を製造していた頃の職場の写真が入ったアルバムがあったんです。とても懐かしい風景が写っていてすっかり忘れていた幼い頃の事を思い出してしまいました。今でもその頃と変わらない部分も半分くらいは残っているんですが、仕事で日常的に使っている場所やからか、そんなに昔の事を思い出す事はなかったんですよね。

 

f:id:cbr1100xx-superblackbird-01:20171122181112j:plain

 

親の仕事を見ながら遊べるとても贅沢な環境でした。

 

小さい頃は瓦を製造している職場が遊び場で、瓦を焼く前の素地をプレスして成形する職場や乾燥させる為の広場、窯などが絶好の遊び場でした。特に写真にも写っている瓦を干すための三角台が広場に出ている時はかくれんぼや鬼ごっこする時の障害物に利用出来たので小さい頃は台の隙間を走り回って瓦を落として怒られる事もよくあったんですが、親がどんな仕事をしているのかを毎日見て育ってきたと言っても過言ではないと思います。
今でも家と会社は隣合わせやけど、本当の意味で仕事をしているのは現場なのであの頃とはかなり環境が変わってきています。
職場で職人さんが休憩する時にはお菓子やジュースをもらえる事も多かったので、隙があれば職場に入り込んで3時になるのを待っていた子供時代でした。

 

今の仕事の様子も残していかなきゃですね。

 

仕事の内容も職場の様子も少しずつ変化していって、気が付いたら大きく様変わりしてしまうのでなんとなくは昔の様子を覚えているんですが、やっぱり忘れてしまっている部分もかなりあります。それがこんな風に写真が残っているとはっきりと思い出せるのがとても嬉しいですね。
とある事情からうちは30年ほど前以前の記録がほとんど残っていないので、偶然とはいってもその時代の写真を見つける事が出来たのはめちゃくちゃ嬉しいんです。
この写真の当時に比べたら写真はめちゃくちゃ身近なものになってるので、いろいろな写真を撮ってしっかりと残して行きたいですね。それが歴史の積み重ねになるんやって思いました。