姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

子供たちの笑顔が浮かぶ贈り物を頂きました。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
寒い日が続いてますね。おかげで肩こりがなかなか治らなくて首まで痛くなってきました。いくら温めても少し現場に出たらすぐに冷えてしまうので、そろそろカイロが必要かもです。

 

小学校から文集を頂きました。

 

先日、鯱つくり体験をした小学校の先生が生徒が書いた文集を持ってきてくださいました。作った鯱はまだ学校で乾燥中でこちらには届いてないんですが、授業中の写真が表紙についた文集なので、一生懸命鯱を作ってた子供たちの顔が思い浮かびます。
毎年の恒例行事で100人近くを教えるので流石にこれまでの生徒全員の顔を覚えてたりはしてないんですが、ちょっとした問題児やったり個性的な鯱を作った生徒なんかは忘れないですね。
中学生になって職業体験に来る生徒もいて、工場見学に連れていくとめっちゃ嬉しそうにしています。
毎年少しずつ文集の形は違うけど、必ず持ってきてくださるので授業後の楽しみの1つになっています。

 


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自分の住んでいる地域の地場産業って意外と知られてないものです。

 

私が通っていた小学校は地場産業を学ぶ機会を積極的に作っているので、姫路近辺にどんな産業があるのかはよく知ってるんですが、そういう授業をやらないところもあるみたいで市内どころか町内でどんな産業が古くからあるのか大人になるまで知らない人も結構いるみたいです。
田舎にずっと住み続けていると自分の地域にある産業が全国的にどこにでもあるものやって勘違いしてしまう事もあるんですが、大人になってあちこち行くようになるとそれが自分の住んでる地域だけでやってる産業やって気付きます。

 

地域に密着出来るのは規模が小さいからこそです。

 

大量生産大量消費の時代に日本を支えてきたのは間違いなく大企業やけど、今はその大きさが足枷になっているような気がします。その規模を維持し続けるには大量生産を続けるしかないけど、一通りのモノが揃ってしまった現代では普通に作るだけでは売れなくなってるんですよね。

その点、地域の地場産業は小ロットでいろいろな事を試せるし、モノだけじゃなくいろいろな体験をウリに出来ます。

最近のDIYブームも「自分で作った」という体験が楽しいというのが認知されるようになった事が大きな要因ですね。

瓦業界はまだまだ宝の山が眠ってます。