姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

感動は記録よりも記憶に残したい。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
人の集まるところではあちこちでクリスマスに関連したイベントが開催されていますね。ここ10年ほどはイベントで集まる人の数が尋常じゃない事になってて行くのにちょっと覚悟がいるようになってしまったけど行ってみると楽しいんですよね。

 

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人間の眼はカメラよりも高性能です。

 

デジカメが普及してきて気軽に写真が撮れるようになって、それが携帯やスマホに移行して、今やデジカメを持たない人も増えてきました。昔はカメラを持ってるだけでも凄いって言われてたのに変われば変わるものです。
私はスマホでも写真撮りますが、コンパクトデジカメもデジタル一眼レフも持っていて、シーンによって使い分けをしています
自分の眼で見て感動した風景や場面なんかを撮るんですが、撮った写真を後から見ると「あれ??」って思う事がよくあります。
感動した事を思い出す呼び水としてはいいんですが、写真を撮った時の記憶と照合しようとするとどうしても写真の方が何段か落ちた感じがしてしまうんです。
それだけ人間の眼の性能がいいって事なんですが、写真に撮るとそこそこ性能がいいレンズを使っても小さくしか撮れないものを人間の眼がくっきりはっきりと見る事が出来るんですよね。

 

インスタ映え」もいいけど自分の眼で見るの忘れてませんか?

 

夜景やクリスマスのイルミネーションを見に行くと凄い混雑してる中でいたる所から頭上に掲げたスマホで写真を撮ってる姿を見かけます。自分もその中に含まれてるのは重々承知してますが、冷静になってその姿を見てると滑稽やなぁって思ってしまいます。みんな自分の眼で見て感動する事を忘れてひたすら写真を撮る事に夢中になってるんです。
それに気づいてからは私は写真を撮るのは最低限にして、自分の眼に焼き付けるようになりました。
インスタ映え」という言葉をあちこちで聞くようになったけどプロの写真家が撮った写真でもない限りは自分の眼で見たものの方がよっぽど感動を覚えるんやって事を忘れちゃいけないですよね。

 

気軽に撮れるようになったからこそマナーが必要です。

 

昔と違ってプリントしなくても撮った写真を確認して気にいらないものはすぐに削除出来るので、写真を撮るのも気軽になったけど、そのせいで時も場合も考えずに写真を撮る人がめちゃくちゃ増えてます。混雑してるのに立ち止まったら後ろから来る人の迷惑になるって分からないはずないのに、道のど真ん中で立ち止まって写真撮る人のいかに多い事か。
神戸で毎年恒例になっている「ルミナリエ神戸」に行ってきたんですが、物凄い数の人が居て混雑してて交通整理をしてる警備員が「立ち止まって撮影するのはやめてください」って言ってる真ん前で堂々と止まって写真撮ってる人も多かったです。
そして撮った写真を見るために俯いてスマホを確認なんてするもんやから更に混雑するんです。人がたくさん集まるイベントの時には必ず見かける風景になってきました。
便利になればなるほど使う人のマナーって大事になってきますよね。