姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

家のメンテナンスは業者のネットワークを使うとスムーズに進みます。

こんばんは。

姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。

今日はバレンタインデーですね。嫁さんと事務員さんと母からチョコレートを貰いました。昔からほとんど貰った事がないので嬉しいですね。ちょっと変り種で柿の種チョコレートが面白いです。

 

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住宅関係の工事業者はあちこちで繋がっています。

 

瓦の仕事をしているとよく樋や漆喰の工事の問い合わせを頂きます。でもその時のお客さんの聞き方が「樋(漆喰)の工事なんて出来ませんよね?」なんです。確かに当社の職人では簡単な工事はともかく本格的な工事は出来ないんですが、樋の工事をする板金屋さんや漆喰を塗る左官屋さんは仲間にいるので聞かれた時には「大丈夫ですよ」って返事させてもらってます。

こちらから仕事をお願いする事もあるし、逆に向こうから依頼がある事もあるので、お客さんからそんな風に聞かれるのはむしろ嬉しいんです。

板金屋さんや左官屋さんは年齢も近いので他の業者さんよりも仲がいいんですが、実は住宅に関係している業者同士はいろいろなところで顔を合わせる事が多いので、一般の方が思っている以上に繋がりがあるんです。

 

昔は大工さんや工務店が窓口やったけど今は窓口がありません。

 

大工さんと言うと家を建てるイメージが強いかもしれませんが、昔の大工さんは現場監督や営業も兼ねていました。

家に関する困りごとはとりあえず大工さんに相談してたんですね。そこから大工さんを束ねる工務店が出てきて、監督は工務店がするようになったけど、それでも相談の窓口は大工さんのままでした。

それが工務店からハウスメーカーさんに変わっていってメンテナンスの考えが薄れていきました。

建てた家の詳細を知っているのが現場監督だけになって大工さんが全体を前見る必要がなくなったからです。

 

畑違いでもネットワークを駆使すれば問題解決出来るんです。 

 

それでも大工さんはいろいろな業者との繋がりを持っていて、何か不具合があるとそれに対応出来る業者を紹介出来るんですが、実は他の業者にも同じ事が出来るんですよね。先程挙げたうちと板金屋さんや左官屋さんの例だけでなく。

それは大工さんや工務店さん、ハウスメーカーさんの下請けで工事してたら何度も顔を合わせるからです。下請け会のような集まりもありますし、そこから個人的に仲良くなる事例もあります。なので、瓦屋さんやから瓦の事だけって思わず、「困ってる事があるんやけどいい業者ん知らない?」って聞いてみてください。

「分かりました。任せてください!」って返事がかなりの高確率で返ってきますよ。