姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

自分が住んでいる地域の歴史って意外と知らない事が多いけど面白いですね。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
今日は母校である明石高専建築学科のOB組織である「建築会」の執行役員会です。毎月最終の土曜日に開催されていて、いろんな年代のOBが集まって学生との交流などについて企画・運営しています。私も執行役員として出席していますが、仕事の都合上いつも遅刻しています。雨が降ってたら定刻で出席出来るけど、なかなかそう上手くはいかないのが難しいところです。

 

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町や都市が形成された過程を知るのが面白かったです。

 

先日、所属しているヘリテージマネージャーの地区連絡会に出席してきました。その時に明石~加古川の地域の成り立ちについて調べている方からレクチャーを受けたんですが、よく耳にする地名や地域、神社やお寺の事などについての話がとても面白かったんです。
基点となるのはお寺や神社などなんですが、その周囲にどんな風に人が集まって発展したのか、どんな歴史があったのかという事を教えて頂きました。何気なく参加している地域の祭りや行事の起源が思っていたのとは全く違っていたり別々の場所にあった寺院がまとめて祀られるようになったりと1時間の講演では足りないくらいでした。

 

自分が住んでいる地域の歴史って知っていますか??

 

私が住んでいる姫路市は姫路城がある事もあって、歴史的な背景などは比較的調べやすい方です。それでも姫路城周辺の事ならともかく町単位になってくるとちょっと難しかったりするんですが、幸いな事に数年前に大河ドラマ「軍師 官兵衛」で主役になった黒田官兵衛孝高が最初に仕えていた小寺氏が城を構えていたのが私が住んでいるところから数百mの所やったので、大河ドラマの放映が決まってから一気に歴史的な考察が進みました。
官兵衛の家老屋敷も近くにあったという話があって、実際に屋敷跡と思われる場所も特定されているんですが、家老屋敷に関する絵図面が足りなくて発掘調査に至っていないとの事です。大河ドラマが終わってから数年経ちますが、未だに「御着城址」にはたまに歴史ファンが訪れるようで大河ドラマ効果にびっくりです。
ちなみに地元民でも黒田官兵衛の事ですら知らない人もいるくらいなのでもう少し地元の歴史について発信してもいいんじゃないかって思います。

 

「故郷」や「地元」と言える場所があるってとても大事です。

 

世の中がグローバル化してきて、地域によっては自分が育った場所に住み続ける人が珍しくなってたりしますが、出身地じゃなくても自分が今住んでいる場所の事を知るって実は大事な事やと思うんですよね。地域のコミュニティに参加するしないは別として知っておく事でトラブルを回避出来たりもします。
海外で仕事したいって人も増えてるみたいですが、海外に行った時にこそ自国の歴史をきちんと説明出来ないとちゃんと対応してもらえない部分もあります。大人になってからちゃんと勉強しておけばよかったって思う場面も出てくるし、何より歴史って面白いので学生さんには学校の勉強だけじゃなく知って欲しいです。