姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

顔を合わせるのが一番の営業ですが、一枚の葉書がその代わりをしてくれます。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
三寒四温とは言いますが、気温の変動が大き過ぎますね。暑いと感じるくらい気温が上がった翌日に例年並みに戻るだけでもめちゃくちゃ寒いのにそれ以下になると体がついてこなくなります。それでも変わらず花粉は飛んでいて、日本中の杉を伐採してしまえ!という気分になります。山の手入れがちゃんと出来ていないから余計に花粉の飛散量が増えてるんですよねぇ。農林水産業はいつも後回しです。

 

どれだけ頑張っても一日に5件回れたらいい方です。

 

現場の仕事を職人さんに任せて営業や段取りに回るようになってそれなりの年数が経ってきました。最初は現場に出てないと「仕事をした」という気分にならなくて、これでいいのかな?って悩んだりもしましたが、営業や現場調査、見積もりを職人さんが現場で仕事してくれている間に頑張らないと、その現場が完了した後の仕事が続きません。
親父が社長で私が現場と兼務している時は現場が忙しくて毎日現場で頑張って工事を完了させたら次の仕事が決まるまで1週間くらい空いてしまった事もありました。
自分が現場の戦力として計算されているのに現場調査や見積もりで現場から離れてしまうと進捗が遅れるし、その現場で仕事している職人さんの仕事の段取りにも影響が出てしまうので、社長に就任する少し前から基本的に現場での作業はやらないと決めたんです。それでも瓦降ろしや瓦の運搬などはどうしても手が足りないので今でもやっていますが。

 

業種的にセールはあまり意味がない。

 

当社では工事させて頂いたお客さんに2ヶ月に1枚くらいの割合でDⅯの葉書を出すようにしています。特にセールをするわけでもないし、点検しましょうって呼びかけてるわけでもないです。ただ単純に自分たちで撮った季節の写真を葉書にして会社の名前だけ入れためちゃくちゃ簡単なDMです。モノを買ってくださいって葉書にしても当社は工事業なのでそうそう販売出来るものはないし、一度屋根工事をするとその家が次に工事をするのは何十年も先になってしまうので、セールをする意味もないんですよね。

 

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何より安売りはしたくないんです。きちんとした工事にはきちんとした価格が付くのが当たり前になるようにしたいので。
ただ梅雨や台風など雨が多くなりそうな時期の前には少しだけ「点検」の文字を入れるようにはしています。

 

葉書が訪問営業の代わりをしてくれています。

 

1軒のお客さんにつき2ヶ月に1度のDMの葉書ですが、やり始めて2年くらいで少しずつ効果が出てきました。見積もりの件数が明らかに増えてきたんです。去年は雪害や台風による臨時の工事がかなりありましたが、その影響を抜きにしても一昨年よりも2割くらい見積もり件数が増えています。宣伝広告というと効果をすぐに求めてしまいがちなんですが、毎月少しずつでも継続してやって行く事が大事なんですよね。
このブログも開設してから丸2年が過ぎました。毎日書くようになってから1年半ですが少しずつ読んでくださる方も増えてきて嬉しい限りです。毎日の1歩を続ける大事さが身に染みて分かるようになってきました。