姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

技能グランプリに出場する事を決めた職人さんも支援する会社も凄いんです。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
先週は屋根外装協会の総会や技能グランプリの応援などであちこち走り回っていてほとんど仕事が出来ませんでした。変わりに今日は現場の点検やら何やらで仕事してました。流石にちょっと疲れが溜まってきたので早目に切り上げて夕方からはのんびりしましたが。

 

技能グランプリに出場するのはとてもスゴイ事なんです。

 

一昨日、昨日と福岡県で開催されていた「全瓦連技能グランプリ2018in福岡」では17名の選手が熱戦を繰り広げていました。この技能グランプリですが出場するのはとてもスゴイ事なんです。
大会の前から普段の仕事の他に事前の準備や練習など時間的、体力的な負担も大きいんですが、それ以外にも練習用の瓦であるとか会社的な話で言えば練習している間の選手の給料面での支援などの負担も相当なものになります。
そして開催される場所までの往復の交通費や開催されるのが平日で仕事ができないので、その間現場が止まる事も大きいです。
そういう諸々を飲み込んで選手も会社もグランプリに出場する事を決めるのは本当にスゴイんです。

 

1点を争う僅差の勝負を制したのは・・・。

 

初日の開会式が始まってすぐくらいに会場に到着して、昨日の閉会式までみっちりと会場で見学していたんですが、今年は全選手、残り1時間からのラストスパートが凄くて完成度も高く甲乙つけ難い出来になっていました。
今年の課題はとてもシンプルな分、時間制限が厳しくて独自性を出す場所も限られてくるものだったんですが、各選手見事に自分なりの工夫を施していて見応えのあるものになりました。
帰りの電車で審査をしていた方から話を伺ったんですが、採点していても差がつかなくて、本当に微妙なミスが勝負の分かれ目になったとの事でした。
そんな接戦を制したのは岐阜県の成田選手でした。

 

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ホストとなる開催県にとっても一大イベントです。

 

今年の技能グランプリに見学に来た人は2日間で延1300人に上るそうです。それだけたくさんの人が集まるのでホストとなる開催県や市にしても大きなイベントですね。瓦だけのグランプリでもこれだけ集まるので2年に1回開催されている中央職業能力開発協会の全職種のグランプリではどれだけ人が集まるのか想像もつきません。知事賞や市長賞など行政が協賛するのも頷けますね。以下に今年の結果を記載しておきます。

国土交通大臣賞 岐阜県 成田篤孝さん
厚生労働大臣賞 福岡県 岩田健太さん
総務大臣賞   大阪府 三宅川孝明さん
福岡県知事賞  長崎県 西康太郎さん
春日市長賞   滋賀県 岡本貴弥さん
福岡県技能士会連合会会長賞 兵庫県 市浦康裕さん
全瓦連敢闘賞  茨城県 川井直樹さん
全瓦連九州ブロック会会長賞 長野県 古川雄基さん
愛知県陶器瓦工業組合理事長賞 大分県 濱永泰仙さん