姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

「常識」や「当たり前」は自分勝手な思い込みに繋がるので気を付けないとですね。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
今日から春の甲子園が始まりましたね。今年の春は兵庫県からは1校も選ばれていないのがとても残念です。毎年現地に観戦には行けてないけど結果は必ずチェックしてるのに今年はチェックのし甲斐がないです。
春の甲子園の正式名称は「選抜高等学校野球大会」だそうです。今年は90回の記念大会との事で前に「第90回記念」の文字が入っています。

 

常識って誰にとっての常識なのかを考えるようにしないとです。

 

家族みんなで会社をやっていて全員がどっぷり業界に浸かってしまっている事が多いのが中小企業なんですが、その時に陥りやすいのが「業界の常識」です。家族みんな同じ価値観で会話をするので狭い業界内でしか通じない「常識」がいつの間にか世の中の「常識」になってしまうんですね。外から見たらちょっとおかしいって思う事でも家族みんな同じやから疑問に思わない。従業員が居ても長く同じ業界に勤めていたら同じ事ですよね。外から入った人も最初はおかしいと思っていても「そういうもの」と周囲が言ってしまうと慣れてしまいます。
中小企業では毎年新入社員が入って来るわけではないのでどうしても外からの視点が薄くなってしまうのが一番の問題点ではないかと思います。

 

業界の外からの目を意識しないと発展はありません。

 

仕事がいくらでもあった時代にはそこまで問題にならなかった事なのかもしれませんが、これからは真逆の時代に突入していきます。その時には業界内だけで完結していては衰退する一方になってしまいます。
お客さんは自分でどんどん情報収集して自分で判断するのに業界から情報が発信出来ていないと選択肢にすら載せてもらえなくなります。
業態が古い業界ほどそこに乗り遅れてしまっているような気がしますが、きちんと対応出来ている業界もたくさんあるので結局は危機感の問題なんですよね。

 

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現場の仕事だけしていればいい時代は終わりました。

 

職人の仕事というと無口で腕だけは良いというイメージが大きいかもしれませんが、これからはきちんと情報を発信出来ていないと仕事していないのと同じ事になるんですよね。口だけが達者で腕が伴わないというのは論外ですが、自分がした仕事を説明出来ないのはなかなか信用してもらえなくなります。
今の職人の世界は年を重ねた熟練の職人さんも若手もこの情報発信が苦手な人がとても多いので上手く情報発信出来る人が目立ってしまっている状態ですね。職人のなり手が少ないのもその辺りが主な原因なんじゃないかなぁと思うのでいろいろ試してみます。