姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

雨が降っても災害、降らなくても災害って極端過ぎますね。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
先日、修理工事でお邪魔したお宅の庭で久し振りにアブラゼミを見かけました。私が小さい頃はセミと言えばアブラゼミで、クマゼミは珍しくて捕まえられたらヒーローやったんですが、最近はどこに行ってもクマゼミが鳴いていて、「シャーシャー」言ってるのを聞くと暑さが倍増する気がします。クマゼミは元々あったかい所で棲息するセミで昔は四国や九州には多くても本州では数が少なかったはずなんですが・・・。
久々に聞くアブラゼミの声にちょっと癒されました。

 

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災害を引き起こした大雨の後は1滴も降っていません。

 

連日の猛暑で人と顔を合わせると「暑いなぁ」って言うのが挨拶代わりになってしまっています。現場に行くとお客さんが「ホンマに大丈夫??」って真剣に心配してくださいます。
段取りしているのに「あんまり暑いし、工事延期する?」って前日に連絡が来たりする事もありました。心配して頂けるのは有り難いけど、前日になってから延期と言われると仕事の段取りが狂いまくるのでなんとか大丈夫だと伝えて無事に工事完了したんですが・・・。
姫路では今月初めの大雨の後2週間以上雨が降っていません。ちょっと雷がゴロゴロ鳴ってた日があったので、局地的に降ったところがあるかもですが、当社の所在地と今仕事をしている現場周辺では全く降っていないんです。

 

今年の暑さは「災害」級との事です。

 

一昨日、気象庁が記者会見して「命に危険があるような暑さで災害と認識している」と発表しました。実際に何人も熱中症で亡くなられているし救急搬送もされています。これまでに2万人を超える人が熱中症にかかっているという情報もあります。
本当に今年の暑さは異常ですね。同業者でもこの暑さで仕事を続けるのは危険と判断して週の中日に休日を入れる事を決めた会社もあります。
リフォームや修理の工事では特にお客さんに迷惑がかかってしまうからと頑張ってしまうんですが、体調不良で休んでしまうと1日休んだくらいでは回復出来なくて、結局工事は遅れるわお客さんに心配かけるわって事になるので、正しい判断かもしれません。

 

取引先やお客さんに納得してもらう為の努力も必要です。

 

今年のような猛暑は屋根の上でなくても暑いのでお客さんの理解も得られやすいんですが、日曜や祝日、雨の日以外でも現場を止めないといけない事はあると思います。
そういう時に取引先やお客さんに理由を説明して理解をしてもらう事も我々経営者の大事な仕事です。
昔は職人さんがそれぞれ個別に仕事をしていたので、それぞれの職人さんの判断に任せてしまうのが瓦業界の慣例になってる部分もありますが、今までの「職人」のイメージを良い方向へ変えていくには職人さん1人1人の自覚だけでなく会社として、業界としての姿勢もきちんと説明していく事が大事ですね。
大変な事やけど少しでも業界が良くなるように頑張らないとです。