姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

古い瓦も焼き直しする事によって新品と同じいぶしの輝きが蘇ります。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
いよいよお盆が近付いてきました。明日は「山の日」で祝日となるので長く休みを取る人は9連休なんて話も聞いたりします。当社は明日まで仕事して日曜から15日までお盆休みを頂きます。
江戸時代は休みというと正月とお盆の藪入りという2つの期間だけやったという話を聞いた事があります。今とは全く違う感覚ですね。そういう感覚が長く続いていたから高度経済成長を成し得たのかもしれません。今の時代にはそぐわないけど個人的に今は休みを求めすぎてる気もします。

 

古い手作りの役物は焼き直しという選択肢があります。

 

瓦は古くなってくるといぶしの膜が剥がれて黒くなっていきます。もちろんそれが「味」や「風合い」にはなるんですが、経年劣化の途中でいぶしが残っている瓦と剥がれた瓦が混ざるとまだら模様のようになってしまってちょっと見た目に悪い印象になる事もあります。
そして工法的な問題からそういう年代の瓦を葺いてある屋根は全体の葺き替えをオススメする事が多いんですが、古い時代になればなるほど役物瓦と言われる鬼瓦や飾り瓦は手作りの一品モノになる事が多いんです。

 

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