姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

高いところは風が強いという事を実感する現場でした。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
ここ数日で菅井きんさんやさくらももこさんの訃報が相次いで発表されました。必殺仕事人とかちびまる子ちゃんとか世代的にどストライクでずっと見てたのでとても残念です。俳優さんも作家さんも漫画家さんも人間なのでいつかはお別れの時がやってくるのは当然なんですが、歳と共によくテレビで見ていた人がいなくなるのはやっぱり寂しいですね。

 

台風の被害が少しずつ明らかになってきました。

 

先日の台風は姫路に上陸しました。おかげで当社の近場ではそれほど大きな被害も出ていなくて姫路市内での台風による修理の問い合わせは極僅かで済んでいるんですが、姫路よりも東の地域の屋根の被害が取引先を通じて少しずつ明らかになってきました。
お客さんから直接連絡がある場合は台風の直後に電話がパンクするくらい鳴るんですが工務店や大工さんなどを経由する場合にはだいたい2~3日後から電話が鳴り始めます。今回は金曜の未明に通過して土曜日くらいから問い合わせが増え始めて、今日から現場調査で走り回っています。

 

高い所は風が強いんですよね。

 

当たり前の事ですが風は高い所ほど強く吹きます。普通の平地に建っている住宅でも屋根の上くらいの高さになると結構風がきついと感じるんですが、斜面や山の上にある住宅ではその比ではないくらい風が強いとよく分かる現場ばかり今日の現場調査で行ってきました。瓦がこんなはがされ方をしているのは瓦業界に入って15年ですが初めてです。

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軽い金属の屋根材があちこちで飛んだという話は聞いてたんですが、普通の瓦もこんなに被害が出てるとは思ってなかったのでびっくりしました。

 

見晴らしはいいけど工事はとても大変です。

 

斜面や山の上の住宅は修理工事する時に梯子をかける場所に困る事が多いんです。車を近くで停められない事がほとんどで割れたり飛んだりして廃棄する瓦も新しく施工する屋根材も全部運搬しないといけないので費用も割高になるし時間もかかります。
斜面の場合には片側から見ると普通の2階建てやのに反対側では4階建てくらいの高さになる事もザラにあって足場も普段よりも高くしないといけないんですよね。足場がないと安全に作業が出来ないし。
まだ先月の大雨の雨漏りの修理工事も全部終わってなくてお客さんに待ってもらってる状態なので今回の台風の修理もお客さんには少し時間をいただく事になりますって説明しているんですが、本当に申し訳ないって思ってしまいますが人手不足はどうにもならないんですよね。うちが忙しい時は他の瓦屋さんも忙しいので応援にもなかなか来てもらえません。