姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

交通網が発達すればするほど災害に弱くなっている気がします。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
台風、なかなかの勢力でしたね。今回は姫路は台風の目よりも西側やったので雨も風も強いとは言っても比較的マシな方でしたが。お客さんから連絡があって雨漏りの確認に(部屋の中)の確認に行ったんですが、どこの道も通行している車の量がめちゃくちゃ少なくてびっくりしました。
通りにあるお店も3割くらいは休業していて、昔のお盆や正月のような静けさを感じました。まだまだ雨風強い地域もあるし、海の近くでは高潮にも注意しないといけないようなのでくれぐれも「自分だけは大丈夫」って思わずにいつでも避難出来るように準備してください。

 

道路事情は20年前よりも確実に良くなっているはず。

 

私が免許を取得したのは18歳の頃なのでかれこれ23年前です。当時でも高速道路や自動車専用道路はかなり整備されていましたが、一般道はまだまだ道路の端の方は土の部分が残っていたりしていて、道路事情としては今の方が遥かに良くなっています。
遥かに良くなっているはずやのに、何故か災害が起こる度にあちこちの道路が通行止めになってるんですよねぇ。土砂崩れで埋まってしまったり川の横の道が崩落してしまったり。
普通に道を走っていたら土が露出しているところを探す方が難しいくらい完璧に舗装されているので普段は運転するのがとても楽になっているのに、何故か災害が起きると交通網がマヒしてしまいます。

 

一度に降る雨の量は確かに多くなってます。

 

要因の一つとして時間当たりの降水量の増加が挙げられます。昔に比べたら雨の降り方が明確に変わっていて、「しとしと」っていう形容詞で表現されるような雨の降り方は最近ではあまりしていなくて、バケツをひっくり返したような雨ばかりになっている気はします。雨が降らない日が1ヵ月くらい続いてある日突然ゲリラ豪雨で1日とか2日で1ヶ月分の雨が降る何てことが珍しくなくなったんですよね。
そのせいで排水が追いつかなくなって冠水したり土砂崩れになったりしているのは確かです。

 

鉄道網も弱くなっています。

 

もっと顕著に弱くなっているのが鉄道網です。日本では海外では考えられないくらい鉄道が過密運行されているという話を聞いた事があります。そうすると過密運行している路線に繋がるローカル線まで影響を受けてしまうんですね。
運行している本数が多いという事は1つの路線上で動いている車両の数も多いという事で1本運休にしたらその車両が他の車両の邪魔をしないように移動させたりも必要で結果的に広範囲に影響が出てしまいます。
道路網も鉄道網も平時にはめちゃくちゃ便利なんですが、それに頼り切っているといざという時の混乱が大き過ぎます。もう少し災害に強い交通網を構築していかないとダメですね。
でも災害に強いはずの新幹線が運行出来ないレベルの大雨とか強風は出来れば勘弁してほしいなぁ。

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