姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

他人にもモノにも無関心で自分の事だけって楽しいのかな??

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
今年の春くらいから着工予定していた加古川登録文化財「大歳家住宅」の瓦工事、やっと着工して瓦揚げまで進める事が出来ました。瓦降ろしが梅雨前で梅雨の長雨や台風、猛暑で大工さんの野地面の工事が進まなかった事や長雨や台風の影響でなかなかこちらが職人の確保出来なかった事などが影響して着工出来たのが8月末。そこから台風20号、21号とその後の悪天候で着工してからも工事が進まなかったのが原因です。
瓦が揚がってしまえばこっちのものって思ったらまた天気悪くて困ります。

 

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「お客さん」で括ってしまうと顔が見えなくなります。

 

毎日、現場調査でお客さんや取引先の人と会っていろんな話をします。取引先はともかくお客さんははじめましての方がほとんどなので、現場調査に伺う時は少し緊張するんですが、それでもいろんな人と話をするのが楽しくて刺激になります。「自分の所を何が何でも一番に工事して欲しい」って人も居れば「こんな小さな工事で申し訳ない」って仰るお客さんも居るので「このお客さんにはどういう風に話したら納得してもらえるかな?」って考えるんですが、これを面倒だと思うと商売は出来ません。

 

人間関係が難しいのは今に始まった事ではありません。

 

よく人間関係に悩む人が増えたって話を聞きますが、人間関係の難しさって今も昔もそんなに大きく変わっていないと思うんです。ただ、交通網の発達やインターネットなどの情報網の発達によって関わる人が増えた分だけ規模が拡大してしまっただけです。
元々10人くらいの人としか話した事がない人がいきなり100人の人と交流を持ったら混乱しますよね?
学生時代って自由な時間はかなりあるけど、関わる人ってそんなに多くないと思うんです。それが社会人になったらいきなり爆発的に増えてしまって混乱して難しく感じるしそこで引きこもってしまうと慣れる事も出来ないからいつまで経っても苦手なままなんですよね。
私自身も社会人になった頃から一気に広がって混乱しました。

 

無関心は楽しいって気持ちも奪っていきます。

 

人付き合いが苦手になってしまって自分の殻に閉じこもって、外への関心をなくしてしまうと楽しいって気持ちもなくなって感動出来なくなります。それが余計に周囲への無関心に繋がっているんですよね。
そういう意味ではSNSって「楽しい」を共有する場としてもってこいです。ただ、いきなり広がり過ぎると自覚がないまま混乱して疲れてしまうんですよね。
仕事って日々の生活の糧を得る生業でもあるけどそれだけになってしまうと楽しくなくなって続かないです。他の人との関係性を楽しめるようにならないとなぁって、某芸能人の轢き逃げ事件のニュースで通行人が無関心やったという記事を見ながら感じました。