姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

子供は大人の背中を見ていないようで見ているんだと実感したものづくり体験。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
今週末は地元の祭りです。弟がウキウキしてるけど正直なところ私は祭りどころではありません。毎週毎週、週末になると雨が降って仕事の段取りが狂って予定が立てられないのがストレスです。お客さんをお待たせしてしまう事と仕事が予定通りに進まない事が原因です。1日でも早く1軒でも多く修理を済ませたいと頑張っていますので今しばらくお待ちください。

 

ものづくり体験やものづくり教室で感じる事。

 

瓦葺き技能士会からものづくり大学校で行われているものづくり体験や県内の各小学校で開催されているものづくり教室に年に数回参加しています。小学5年生くらいから中学3年生くらいまでが対象なんですが、似たような似たような年代やのにびっくりするくらい学校によって違いがあります。
最初の挨拶に始まって生徒の積極性や落ち着きなどなど本当に中学生か?って思うくらい幼く感じる時はその学年全体が幼い感じがするし、逆に小学生でもしっかりしてるところは全員がしっかりしているんです。

 

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先生が生徒に近いと幼くなる気がします。

 

何が影響してこんなに違うのか?って気にしながら指導していると、幼く感じる学年の共通点がありました。先生と生徒の距離です。担任の先生に限らず他の先生とも友達感覚で接しているんですね。そして先生もそれを許してしまっているんです。比較的若い先生に多いのかと思ったらそんな事もなくてベテランに見える人でも同じようになっています。そしてしっかりしている学年は締めるべきところは先生がしっかり締めていて生徒もそれをきちんと理解しているんです。

メリハリが大事やけど難しいですよね。

 

私が中学生の頃と言えば体罰に近い事もまだまだ多かったけど、そうやって怒られる事に怒られる側が慣れていたというか怒られて当たり前やとちゃんと分かっていたんですよね。それと同じ雰囲気がきちんとしている学年にはあります。
生徒からしてみたら普段ユルユルやのにいきなり先生が怒りだしたら理解出来ないですよね。生徒とコミュニケーションを取らないとクラスの運営が上手くいかないのも分かるんですが、締めるべきところを締められないと生徒は許されたって思ってしまうんです。
たまに指導が終わったら挨拶もなにもなしに全体会の会場へ移動してしまう学校があるんですが、そういう時は先生も知らないうちに私たちの前から姿を消していたりします。子供って大人の背中をしっかり見てるんですよね。親の次に身近な大人である学校の先生が挨拶しないと子供たちが挨拶しなくなるのは当然です。
人の振り見て我が振り直せって諺があるように自分もどこからか人に見られているって意識を持たないとなぁって感じてます。