こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
今日は瓦組合青年部の役員会です。昨日に続いてなので現場が・・・って思ってたら雨で午後からは事務仕事になって良かったです。
現場が進まないのは困るけど、こういう仕事外の仕事の時には天気が悪い方が気兼ねなく出れるのでホッとします。明日の天気もまた微妙な感じですよね。もうそろそろ天気安定して欲しいんですが。
催促の電話に出るのが憂鬱になってきました。
屋根の仕事ってホンマに儲からへんのかな?
私が会社の代表を親父と変わってから5年以上経ちます。親父の時からそうやったけど、経営環境はかなり厳しいと言わざるを得ません。と言うか、私が瓦業界に入った頃からずっと業界全体が厳しいと言い続けています。中小企業の大半は赤字経営って話も聞きます。実際、余裕がある中小企業なんてホンの一握りで瓦業界では更に少ない方です。
職人さんが儲かってた時代ってかなり昔です。でもホンマに儲からない業界なんかな?って思う事が多々あります。
訪問販売業者は儲からない業界には入ってこない。
台風や地震などの災害が起こると必ずと言っていい程涌いて出てくるのが訪問販売業者です。特に頭に「悪質」と名前の付く訪問販売業者には荒らされまくっています。
でもよくよく考えてみたらわざわざ儲からない業界に訪問販売業者が入って来ないですよね。多少なりともお金を使って会社として被災地で荒稼ぎしようとするのは儲かるからやと思うんです。儲からない業界には訪問販売業者は絶対に入ってきません。
つまり瓦業界はまだ儲かる余地があるって事やと思うんです。
訪問販売と工事店の違いは?
そこで次に気になるのは訪問販売業者と普通の施工店の違いです。多分、作業服着て家を回ってたらお客さんには見分けがつかないんじゃないかな。
我々真っ当な施工店と訪問販売業者の違いは「専門知識と専門の技能があるかないか」の違いやけど、それって見た目では分からないですよね。組合のマークを車に貼ってあったらって意見があるかもやけど、組合のシール偽造したり似たようなマーク貼ってればお客さんの勘違いを誘発できます。
昔から職人は口で仕事したらあかんって言われてきたけど、今となってはそれが仇となってるとしか思えません。
自分がやっている仕事の説明を出来てこそのプロと言う意味では訪問販売業者の方がしっかり説明出来てて、本職の職人さんは説明出来てないと思います。
日本人は「儲かる」って字面で「悪い事」って思いがちやけど、会社がしっかり儲けないと職人を育てられないし、会社も維持出来ません。
もっとしっかりと「儲かる」と言う事について考えないとですね。