姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

技能検定の講習会を開催しました。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
1月は瓦組合の青年部や技能士会など役員をさせて頂いている会の会計書類を見る機会が増えます。みんなのお金を集めて活動しているのでキチンと処理されているかどうかを確認する機会なので、変な使い方がされていないのが分かっていても細かい所まで気にかけておかないとなんですよね。

 

1週間後には瓦葺き技能士の技能検定試験です。

 

毎年1月の最終の日曜日は技能検定試験の実技試験の開催日です。そしてその1週間前には兵庫県瓦葺き技能士会主催の技能検定講習会を行っています。今年は1級2名、2級3名の計5名が技能検定を受験するんですが、検定の講習会も全員が受講しました。
瓦葺き技能検定は畳1畳分くらいの大きさの試験架台を午前に2時間、午後からも2時間の4時間と延長30分であらかじめ決められた仕様になるように葺き上げる試験です。延長時間の30分は使うと5分単位で減点されます。
そして時間内に完成しなければ採点される事なく不合格になりますが、完成していてもいろいろな採点項目がチェックされて減点されていくので仕上がり次第では完成していても不合格になります。

 

技能講習会は表瓦で開催されました。

 

以前は検定講習会は別の会場で行われていたんですが、3年ほど前から当社で開催されるようになりました。検定の講習会は参加する人数によって必要な広さが変わってくるんですが、基本的に当社の倉庫は基本的に何もしないままやと検定の講習会を行えるほどの広さはありません。
検定の講習会は朝イチからの開催なので当日の朝に準備していては間に合わいません。なので前日の土曜日から倉庫を片付けて架台を並べて必要な瓦を搬入して・・・としっかり半日は時間がかかってしまいます。

 

試験本番は全員合格して欲しいですね。

 

今年は当社からも1名、2級技能士を受検します。それも含めてですが、せっかく受検するので全員しっかり完成させて合格して欲しいですね。

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今日の講習では完成しなかった人もいたんですが、後1週間あるので仕事の合間にしっかり練習して完成度を高めていって欲しいです。
ちなみに練習会ではなく「講習会」なのでどうやったら綺麗に早く仕上げられるかを既に1級を持っている技能士会の面々がレクチャーしています。講習に使用する瓦や副資材などが必要なので多少のお金は必要やけど、めっちゃお得な講習会なんです。
実技試験の後には学科試験もあるので実技試験の手応えがよかったからと言って油断したらダメなんですが。