姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

学生の卒業研究を一般の人が目にする数少ない機会でした。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
今日は3月11日です。8年前の今日、東日本大震災が起きました。姫路の山奥で仕事をしていた私は全く地震にも気付かないままでした。当時姫路は震度2くらいやったかと思いますがそれも場所によっては全く感じないレベルでした。友人からの「地震大丈夫?」ってメールがなければ地震があった事にすら気付かなかったと思います。現場から帰る車の中でラジオから流れてくる情報だけではさっぱり状況が分からなかったんですが、会社に戻ってテレビを見たら津波と火災の映像が流れて来て阪神淡路大震災の事を思い出しました。あれから8年経ちますがまだまだ復興には至ってませんね。一日も早い復興を願うばかりです。

 

母校の卒業研究展が開催されていました。

 

先週の金曜日から昨日にかけて、神戸元町の高架下で母校である明石高専建築学科の5年生による卒業研究展が開催されていました。土曜日にはOB団体である明石高専建築会がその中からNo.1を選ぶ為のプレゼンも行われました。私も出席予定やったんですが、仕事の都合をつけられず無念の欠席となりました。昨年まで毎年なんとか都合を付ける事が出来ていて、今年もとても楽しみやったので本当に残念です。

今の学生がとても高レベルになっているのがよく分かります。

 

私が現役で通っていた頃にはなかった試みで、卒業研究も学内で先生たちに発表したらそれで終わりやったんです。大学の卒論や修論でも同じでした。
この卒業研究展に足を運ぶのは基本的には学生の身内やOBがほとんどなんですが、それでも学外の人に見てもらえる機会があるというのはとてもいい経験になります。
第一回の建築会賞から関わらせてもらっているんですが、発表の内容を聞いていると私が20年ちょっと前に書いた論文とは比べものにならないような高度な内容のものばかりで、代表してプレゼンする5人に至っては更にそれを人前で発表するんです。
それだけでも今の学生のレベルの高さが伺えます。

 

彼らが社会に出るのが楽しみです。

 

神戸新聞の朝刊にもその様子が掲載されていてびっくりしました。

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この卒業研究展自体は学生たち主体で準備から片付けまで行っていて、9日の「建築会賞」の選考と表彰だけは我々OBが引き受けているんです。昨年までは審査は非公開でOBだけで審査していたんですが、今年は公開審査という形になっていたので本当に行けなかった事が悔やまれます。
これだけいろいろな経験をしている学生達が社会に出て活躍するのが今から楽しみなんですよねぇ。建築業界は数は少なくても人財は揃っているって事なんです。