姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

空き家が増えている事を他人事にしたらダメなんです。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
昨日の夜から今日にかけて芸能ニュースが大騒ぎしていますね。南海キャンディーズの山里さんと女優の蒼井優さんの結婚の記者会見、リアルタイムでは見なかったんですが、ラジオでも話題になっていました。並んでる映像見たらなんとなくとてもお似合いな感じがします。記者会見の様子もとてもいい感じで、ほんわかと笑顔になれる感じでしたね。基本的に芸能人の結婚とかはあまり興味ないんですが、あのお二人はいい夫婦になりそうって素直に思いました。

 

空き家増加の問題が少しずつ一般の人の目にも触れるようになってきました。

 

住宅産業の間では空き家増加の問題はかなり前から取りざたされていて、活用法次第ではビジネスになるって話も出ていましたが、最近はそれが徐々に一般の方の目にも留まるようになってきたように思います。
瓦の仕事をしていても、空き家の修理工事をさせて頂く事が増えてきて、昔は修理や葺き替えをする住宅が空き家やって事は年に1棟あるかないかやったんです。
それが最近では年間10棟近くが空き家の工事になっています。もちろん、葺き替えだけでなくちょっとの雨漏りなど小さい工事も含めてですが。

 

空っぽの空き家が少ないのが問題です。

 

私が問題やと感じるのは多くの空き家が家財道具がそのまま残ってしまっている事なんです。家具やその他諸々の荷物がある程度整理された空き家なら、まだ借り手や買い手がつきやすいんですが、空き家のほとんどはそこに住んでいた人が生活していた時のままになっている事です。そして管理する人も持ち主も近くにはいないんですよねぇ。
逆に管理する人が近くに居て、しっかり風を通したりしている空き家はそこまで荒れていないんです。

 

一番の活用法は住む事です。

 

今考えられている活用法というと、民泊にするとか店舗にするとかシェアスペースにするとかです。後は介護施設なんかも少し増えてきました。

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でもそれで活用出来るのって全体のごくわずかなんです。増える空き家の数には釣り合わないんですよねぇ。それにもともとが住宅なので他の用途に使う場合、大がかりな改装が必要な事も多いんです。空き家の一番の活用法は「住む」事やと思います。
新築は確かに綺麗やけど、長く使いこまれた住宅もきちんと手入れしたら見違えてしまうんです。新築建てるほどの予算もかからない場合が多いし。
住宅を取得する場合の選択肢としてもっと「中古住宅」が見直されてもいいんじゃないかなぁ。