姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

建築学科卒やけど図面描くの苦手なんですよねぇ。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
梅雨に入ってジメジメしてますね。急に湿度が上がると体温調節が難しいです。犬も暑くてバテたのか近付いても自分の近くにある鉄製の台に顎を載せてチラっとこっちを見て座ったまま尻尾を振るだけになっています。もう少し居心地のいい場所を作ってやらないとですね。

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学生時代は建築学科に在籍していました。

 

このブログでもよく話題にしているのでご存知の方も多いと思いますが私は学生時代には建築学科に在籍していました。高専で5年間の後に大学3年生に編入してそのまま大学院まで進学したので合計9年間、学生として建築の勉強をしてきたんです。
その後現場監督として就職してから家業を継いだので16歳で建築の世界に入ってから今までかれこれ26年ほど建築業界にどっぷり浸かっています。学生時代には家庭教師やレンタル屋さん、本屋さんなどでバイトはしていますが他の業界を知らないんですよねぇ。

 

設計製図が一番苦手でした。

 

建築学科に入って一番大変やったのは設計製図でした。最初は数学や構造力学などの科目も大変やったんですが、専門科目としてずっとやってると意外となんとかなるものなんですよね。
でも製図だけはダメです。どれだけやっても上達してる気がしませんでした。普通に線を引いて図面を描くだけなら丁寧にやればなんとかなるんですが、プランを考えたりするセンスが致命的やったんです。
学生時代にはそれなりの時間、設計製図のカリキュラムがあって、テクニックや理論などを学ぶ事は出来るのでそれなりのモノは描けるんですが、そこ止まりでした。

 

今は屋根伏せ図ばかり描いています。

 

今の仕事でも図面を描く事はたまにあります。既存の建物を採寸して屋根伏せ図を描いたり、新築の図面を頂いて平面図と立面図から屋根伏せ図を描いたりするんです。
全くのゼロから何かを計画して創り出す事は苦手ですが、図面から情報を読み取ったりとかする事には学生時代からの経験が生きてるなぁって感じます。
ただ、既存の住宅って学校で勉強する建築ほど単純な構造をしていなくて、古ければ古いほど不可解な増築がなされていたりするので、最初は自分で寸法取りしたのに図面に起こす事が出来なくてめっちゃ混乱したりもしました。
学校で勉強した事が下地としたあったから対応出来るようになったのは早かったけどやっぱり仕事として経験するのが一番の勉強になりますね。