姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

ヘリテージマネージャー大会が姫路で開催されました。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
大阪の「百舌鳥・古市古墳群」が世界文化遺産に登録される事が決まりました。私が学生の頃は「仁徳天皇陵」という名前で覚えていたので、最初は「どこの事やろ?」って感じやったんですが、映像を見て理解しました。学校で覚える歴史の内容ってどんどん変わっていってるみたいですね。今、歴史のテストを受けたらかなり間違ってる気がします。

 

第17回兵庫県ヘリテージマネージャー大会が開催されました。

 

毎年、兵庫県の各地域が持ち回りで開催している「ヘリテージマネージャー大会」が今年は姫路で開催されました。なんと17回目だそうです。私がヘリテージマネージャー養成講座を受講したのが2012年なのでもう7年も経つんですね。ヘリテージマネージャー大会への参加は2013年からですが、仕事の都合もあってなかなか全部に出席する事が出来ず、今回も懇親会からの参加でしかもちょっと遅刻してしまったんですが、会場に入ってみたらびっくりするくらいたくさんの方が居てびっくりしました。

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ちなみに今年の懇親会の会場は姫路の灘菊酒造でした。電車で行くと余計に遅れそうで車で現地まで行ったのでお酒を飲めなかったのが残念ですが、いろいろと美味しい料理とたくさんの先輩との話は楽しくて時間があっという間に過ぎていきました。

 

ヘリテージマネージャー制度は兵庫県が発祥です。

 

ヘリテージマネージャーという制度は阪神・淡路大震災の後に全壊や半壊といった被害を受けたわけではない建築物が数多く取り壊されてしまった事を教訓として教育委員会建築士会が連携して文化財として登録はされていない地域に眠る歴史的文化遺産の保存と活用をしまちづくりに活かすための人材を育成するという事を目的として養成講座が全国で初めて兵庫県で始まりました。
今では県だけでなく市などを含めて45の地域で養成が進んでいます。兵庫県では現在は講座は隔年開催になっていて、今年は15期の養成講座が始まっています。

 

年齢も職業もバラバラやけど思いは同じです。

 

私が受講した11期だけでみても(当時)歴代最年少の人と歴代最年長の人が一緒に受講していたし、住んでる所も兵庫県の全域から集まっていました。もちろん職業も様々で設計事務所の人もいれば大工さん、公務員さんなどなど様々です。数は多くないけど学生さんも受講していて将来が楽しみなんです。
そんな年齢も職業も住んでる地域もバラバラな人たちが半日の講義を月2回、半年間一緒に受講するので仲良くなるんですよね。講座が終わった後でもいろいろな所で顔を合わせるし、仕事も一緒にします。
歴史的な価値がある建物をなんとか活用出来たらっていう思いはみんな一緒です。
そして年に1回のヘリテージマネージャー大会で先輩や後輩と一緒に情報交換をするんです。楽しくないわけがないですよね。