姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

夏の安全研修会に参加してきました。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
梅雨明けも間近になって外での作業だけでなく事務所内もかなり暑くなってきたのでエアコンをつける頻度が増えてきました。設定温度は26℃くらいにしているので外から事務所に入ると涼しくて気持ちいいんですよね。
環境省が推奨する「室温」は28℃になっているんですが、これをエアコンの設定温度と勘違いする人が多いようです。エアコンの設定温度を28℃にしていても夏場の日差しが強いと室温は30℃くらいまでしか下がらないみたいなので設定温度はもう少し低めにしておかないと室内で熱中症になってしまうかもしれません。

 

毎年恒例の夏の安全研修会がありました。

 

取引先の安全衛生協力会が毎年夏に開催している安全研修会に参加してきました。今年の研修会の内容は「フルハーネス型墜落防止装置」についてをメインとした安全対策についての講習です。

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「フルハーネス型墜落防止装置」の特別教育は私自身は以前に受講したんですが、安全衛生協力会の会員の中にはまだ受講していない人も多いかもしれないけど、特別教育をやろうとすると丸1日仕事になってしまうので、研修会ではその必要性を説明する勉強会になりました。

 

法律が先行していて実際の作業に即していないんです。

 

労働安全衛生法の改正で今年の2月からフルハーネス型の墜落防止装置を装着する事が義務化されました。2年の猶予期間があるので今すぐに対応しないと法律違反にはならないんですが、追々対応していかないといけなくなります。
ただ、実際に作業するにあたってはフルハーネスの安全帯を装着するにはいろいろな障害があります。作業している場所に障害物がない状態でしか検討されていなかったり作業範囲が線で想定されていたりなんですよね。

作業する側だけでなく発注側の意識改革も必要です。

 

今回の改正では作業する側に装着の義務が課せられましたが、いくらフルハーネスを装着していてもそれを生かす足場が組まれていない事には効果はありません。現状の住宅で設置されている足場やとほとんど意味がないような状態なんですよね。
フルハーネスが普及するにつれて足場の方も改善されていくとは思うんですが、元請さんや施主さんなどに工事する場合には安全対策として足場をしないといけないっていう意識改革もしていかないと、効果が半減してしまいます。
我々も足場が必要やと声を上げていかないといけないですね。