姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

夏の近畿の味覚、鱧が美味しい季節になりました。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
エアコンをつけた室内から廊下に出るだけでも物凄い熱気に襲われます。でもその廊下から家の外に出たら意外と涼しいんですよね。昔の家は家電製品も少ないし住宅の気密性が少ない分、夏の暑さが籠らないので外気温との差が少なかったんですが、今の住宅は気密性が高いので室内で発生した熱が家の中に籠ってしまうんですよね。出来るだけ窓を開けてエアコンを利用は少なくしようとは思ってるけど今の夏の暑さは我慢すると命に関わるので背に腹は代えられません。

 

鱧って高級魚やと思っていました。

 

皆さんは鱧という魚に対してどんなイメージを持っていますか??もともとは私も鱧なんて京都の料亭などでちょっとだけ出てくるとても高い魚って思っていました。湯引きした身に梅肉が添えてある姿がほとんどで生きている鱧を見るのはテレビだけやったんですよねぇ。でもいつの頃からか、父が知り合いの魚屋さんから鱧を買うようになったんです。1人1切れの高級魚やと思っていたんですが、意外とそうじゃなかったみたいです。高いお店で出されてるから勝手に高い魚やってイメージしてただけですね。

兵庫県は鱧の漁獲量で全国トップを争っています。

 

調べてみると鱧って相当昔から活用されていたようで、縄文時代の遺跡から鱧の頭が出土しているそうです。
瀬戸内海で漁獲高が多くて愛媛県徳島県兵庫県でトップ争いをしているみたいです。今日は姫路のとれとれ市場で鱧祭りがあったので行ってきたんですが、漁協の方の解説では去年の漁獲高は兵庫県が1位だったらしいです。
そして兵庫県内の漁獲のほとんどは姫路の漁港に上がってるらしいので、姫路が日本一の鱧の漁獲高を誇っているので「白鷺鱧」としてブランド化を図っているとのことでした。

 

骨切りしないと食べられないので関西圏以外では食べる事が少ないようです。

 

鱧って魚は物凄く小骨が多くて普通に調理しても食べられないんです。そしてウナギなどと同じで加熱しないと血に毒があるので刺身では食べられないんですよね。
そこで「骨切り」って調理方法が編み出されたんですが、これが出来る料理人は関西圏以内ではそれほど多くないらしくて、余計に関西圏以外では消費されない理由になっているようです。
近くにたくさん水揚げされる漁港があって、調理出来る環境があるので夏になったら旬の鱧が食べられるのは幸せです。

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