こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
嫁さんが入選した伊藤園の「お~いお茶新俳句大賞」の入選作品集が届いていました。佳作に入選した場合はペットボトルには載らないけれど、作品集には掲載されます。佳作特別賞以上に入賞したらペットボトルですね。私はなかなかこの冊子にも届きません。まぁ。200万句の中から作品集に載るのが7000句なのでそんなに簡単にはいかなくて当然ですね。
漆喰に関する問い合わせを頂きます。
月に1回くらい漆喰工事の見積依頼を頂きます。大抵は工務店さんや大工さんのお客さんのところに行って雨漏りであったり、剥がれてしまった漆喰の補修工事なんですが、たまに個人のお客さんからの直接の依頼もあります。
そして3ヶ月に1回くらいは工事依頼とは別で相談として漆喰についての問い合わせがあります。私が家業に戻った頃にはそういう問い合わせはほとんどありませんでした。
漆喰についての問い合わせが増えてきたのはここ5年くらいですね。
左官屋さんが少なくなっています。
瓦工事の職人さんに限らず建築関係の職人さんが激減しているというのはよく言われる話ですが、この15年で一番人数が減ったのが左官屋さんじゃないでしょうか。
昔は家を建てるというと壁を塗ったりとか屋根の漆喰の工事とかで必ず左官屋さんの仕事があったんですが、工事の簡略化で壁はサイディングを貼るだけになり、屋根はそもそも瓦ですらなくなって漆喰を塗る工事がなくなってしまっています。
現在は左官屋さんは減り切ってしまったので、いつも忙しそうにしていて、急に来て欲しいと思ってもなかなかつかまらない事が多いんです。
漆喰が傷んできたらメンテナンスの合図なんです。
昔ながらの日本家屋で使われている材料というのは瓦にしても漆喰にしても外壁の焼き板にしても傷んだら部分補修が可能な建材です。そして築20年から10年おきに順番にメンテナンスの時期が来るように出来ているんです。
焼き板が20年、漆喰が30年といった感じです。つまり漆喰が傷んできたらそれは家のメンテナンスの合図なんですよね。もちろん、点検して傷んでいなければそのままでいいし、部分補修で済む場合もあります。
ただ、雨漏りするまで放置してしまうと後々工事が大きくなってしまう事になります。
見た目でちょっと変かな?って判断しやすいのも漆喰の特徴なのでちょっとでも気になる所があったらお近くの瓦屋さんに相談してみてください。