姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

畳の部屋でゴロゴロするのは至福です。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
朝晩は寒いくらいに冷え込むのに昼間は汗だくになるくらい暑いと体調管理が難しいですね。汗で濡れたままで夕方までいると汗が冷えて風邪をひきそうになります。季節の変わり目で体調を崩しやすいのは暑くなったり寒くなったりの温度変化に体がついていけなくなるからなんですよね。気を付けないとです。

 

畳は瓦と同じく1000年以上の歴史がある建材です。

 

最近の新築の家の間取りには和室がない事が多いようです。生活の欧風化で住宅も洋風になってきたのが原因ですね。それに伴って瓦と同じく1000年以上の歴史がある建材、「畳」が使われなくなってきました。
畳の期限は筵や菰といった薄いものでした。平安時代には家の中は板敷の部屋がほとんどで居室でカーペットのような使われ方をしていたそうです。それが今の形になったのは室町時代に書院造が登場してからです。部屋全体に設置するようになって段々分厚くなって江戸時代あたりで今と同じくらいの厚みになったそうです。

 

畳に使われているい草の匂いが好きです。

 

新しい畳って独特の草の匂いがします。畳を新しくした時とか畳表を変えた時でないと感じる事が出来ない匂いやけど、我が家の和室の畳は5年以上経ってもまだいい匂いがするんですよね。
それも常に分かるほど強い匂いではなく、締め切った和室に入った瞬間に一瞬だけふわっと匂ってくるんです。その匂いを感じるとても落ち着くんですよねぇ。

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畳の部屋で横になっているといつの間にか寝てしまっている事が多いのでそれはそれでちょっと危険やけど、気持ちいいんです。

 

薄い畳がまた流行りだしました。

 

フローリングの部屋では床にカーペットを敷いておかないと汗で滑ったり汚れたりしてしまいます。でも畳は特にカーペットを敷く事もなく直接座ったり寝転がったりする事が出来るんですよね。
フローリングの部屋ばかりになって畳の需要が減ったかと思ったら、部屋全体に畳を敷く事はなくなったけど、部屋の中に薄い畳を必要な分だけ敷いてその上で寛ぐスタイルが流行りだしているそうです。
ホームセンターに行っても1畳とか半畳で普通の畳の1/4くらいの厚みの畳がかなり安い値段で売ってるのを見かけます。薄くて軽いから持ち運びもしやすくて人気があるようです。瓦の屋根で畳がある家って聞くと古臭いって思われてるのかな?って思う事もあるけど、意外と最先端の流行では瓦も畳も好まれてるような感じです。