姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

太陽光発電パネルが並ぶと壮観ですね。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
今日は父の誕生日でした。うっかりと朝起きてから仕事始めるくらいまで忘れていて、母に言われて思い出したんです。今日が父の誕生日で明日が両親の結婚記念日なんですよね。何も誕生日のプレゼントを用意していなかったので、嫁さんに頼んでお酒を買ってきてもらいました。

 

メガソーラーがあちこちに出来ています。

 

ちょっと前まで新築の住宅には太陽光発電システムを導入するのがブームになっていました。発電した電力の買い取り制度があって、かなり高額で買い取ってもらえていたのでそれで元が取れるというセールストークで大手ハウスメーカーさんが売り込んでいたからです。
それが少し下火になってきたのは新築の住宅着工件数が減ってきたのと、電力の買い取り価格の優遇期間が終わって買い取り価格が下がった事も要因屋と言われています。
その代わりに増えてきたのがメガソーラーです。ちょっとした空き地や山の斜面、池の水面などに太陽光発電パネルが並んでいる光景をあちこちで見かけるようになりました。

 

間近でメガソーラーを眺めると壮観です。

 

現場調査に行ったらすぐ近くにメガソーラーがありました。池や山の斜面に作られたメガソーラーってあまり近くに行けないのでこんな近くで見る事なかったんですよね。あれだけたくさんの太陽光パネルが並ぶと本当に壮観ですね。

f:id:cbr1100xx-superblackbird-01:20191016215856j:image
でも太陽光パネルってかなり反射が強いのでちょっと角度を間違えると近隣の家に反射された太陽光が入って家の中が猛暑になったりまぶしくて窓が開けられなくなったりもするんです。実際にそれで訴訟になった事例もあるそうです。

 

山の斜面は土砂崩れの危険もあります。

 

昨年の台風では姫路の市内でも山で土砂崩れがありました。メガソーラーを設置してあった斜面は木が伐採されて土壌の保水力がなくなってしまってるんです。メガソーラーの下は基礎をしてあってもその周辺部分は保水力がないままなので大雨が降ると地盤が緩んでしまって土砂崩れに繋がるんですよね。
そして土砂崩れが起きても太陽光発電パネルは発電を続けるので、漏電が起きて迂闊に近づけなくてなかなか撤去が出来なかったみたいです。
太陽光発電風力発電水力発電という自然エネルギーを利用した発電は確かにクリーンではあるんですが、それを設置する時に周辺環境を破壊してしまったら意味がなくなる気がします。便利な生活に慣れてしまうとなかなか元には戻れないけど少し不便な生活にも慣れていた方がいいんじゃないかなぁ。