姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

姫路城でも防火訓練をやったみたいです。

 


こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
昨日、「ユーキャン新語・流行語大賞」のノミネート30語が発表されていました。毎年今の時期になると発表されるんですが、正直な話上半期に出てきた言葉って「あ、そういえば今年出てきた言葉やったんや」って感じで既に懐かしい気分になってるんですよね。中にはノミネートされてる言葉を知らなかったりするし、年が明ける頃には何が選ばれたかすっかり忘れてるくらいなんですが、なんとなく発表されるのは気になっています。

 

首里城の火災で文化財の防火対策が注目されています。

 

先日の首里城の火災で出火原因についてのニュースや火災現場の現在の状況などが報道されています。木造で塗料が燃えやすいものやった事で輻射熱による延焼が起こったという話も聞こえてきました。復元された首里城は建物そのものは文化財ではなかったものの木造やったのに防火対策が十分でなかったとの事でした。
4月にフランスのノートルダム寺院でも火災があった事もあって、日本全国の文化財で防火対策が再確認されていて、ニュースになっています。

 

文化財はほとんどが木造です。

 

日本の文化財は建築物に関してはほとんどが木造です。そしてもともと現代の防火対策なんてなかった時代から残っているので、近代的なスプリンクラーなどの設備を設置するのが難しいんですよね。
首里城の火災の原因は漏電の可能性が高いとの見解ですが、文化財に指定されている建築物は電気設備を設置するのも最低限でないといけないので、漏電の心配は低いかもしれませんが、何が原因で火災になるかは分からないので防火対策はどれだけしてもし過ぎるってことはありません。

 

f:id:cbr1100xx-superblackbird-01:20180413183337j:plain

姫路城でも防火訓練をやっています。

 

世界遺産で国宝の姫路城の防火対策もニュースで取り上げられていました。姫路城ではスプリンクラーが1000個以上設置されているんです。何回も姫路城に行ってるし、スプリンクラーの存在も知っていますが、そうと知っていて確認しないと分からないくらい上手く隠れているんですよね。そして今日のニュースでは消防隊が外から堀の水を使って放水している様子も流れていました。
姫路城に限らず高さがある建物は雷による火災の心配もしないといけないので、避雷針もいろいろな所に取り付けられています。