姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

姫路城の大掃除のニュースで年末感が出ます。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
今朝は霧が凄かったですね。昨日の夜に雨が降って朝が冷え込んでたからか真っ白でした。現場に向かう道中で川を渡る時には視界が悪すぎた事もあって、反対車線では事故も発生していたみたいです。路面が凍結するほどの冷え込みがないのは有難いけど、霧で視界が悪いのも怖いですね。

 

年末がくると姫路城も大掃除されます。

 

先日、新聞を読んでたら姫路城が大掃除されたという記事が出ていました。毎年の年末の風物詩になっているんです。というのも姫路城の大掃除はちょっと特殊で一般の人のボランティアだけじゃなく自衛隊員も掃除をするんです。それも石垣やお濠の中のように普通の人では手が出せないような場所の掃除です。

 

レンジャー隊員が掃除しています。

 

姫路城は石垣の上に五層六階建ての天守閣が建っています。それだけ建物の高さがあるって事で、しかも構造上、外から登りにくいように作られているので、なかなか外壁や石垣の掃除が出来ないんですよね。そこで陸上自衛隊のレンジャー部隊が石垣や天守閣にロープで登攀しながら掃除をするんです。
他にもボートを使ってお濠の中の掃除をしたりもしています。
姫路には陸上自衛隊の駐屯地があって、そこから隊員が清掃に来てくれるんです。私が生まれる前から行われているそうで今年で43年目らしいんです。

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平成の大修理で白くなったからこそ掃除しないとね。

 

平成の大修理で姫路城は目を剥くくらい白くなりました。漆喰の塗り替えで真っ白になったんですが、修理が終わってしばらくは見慣れている姫路市民でも白いなぁって思うくらいです。今回の修理では漆喰にカビ防止剤が入っていたので白さが長持ちしていたようですが、流石に修理が終わって5年ほど経つと流石に白さも落ち着いてきました。
40年以上続く自衛隊の皆さんの掃除のおかげで姫路城は綺麗に保たれているんですよねぇ。石垣に生えた植物とか蜘蛛の巣とか落ち葉とかはちゃんと掃除しておかないと建物の傷みにつながるので有難い事です。