姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

レッカーを使うと仕事の効率が物凄く良くなります。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
年明けから微妙に調子が悪くて喉の痛みや鼻水などで風邪かな?って思ってたんですが、仕事始めの翌日には少し良くなってたので結局医者に行ってなかったんですが、そのせいかなかなか完治に至りません。喉の痛みはなくなったんですが、声がガラガラになってしまって会う人会う人に心配をかけてます。声だけなので余計に医者に行き辛いんですよねぇ。

 

屋根の材料の上げ下ろしは大変です。

 

建築工事で何が一番大変って、高い場所の材料を上げたり下ろしたりする事なんですよねぇ。ビルとかの高層建築はもちろんの事、普通の戸建て住宅の2階くらいの高さでも材料を搬入する時には大変な労力が必要になります。
当然、屋根の上への上げ下ろしは2階よりも高いし勾配もついているのでもっと大変なんです。

 

レッカー?クレーン??どちらが正解?

 

レッカーというと車をけん引したりする車の事を思い出す人もいるかもしれませんが、建築業界でレッカーというと基本的には一般的に「クレーン車」と呼ばれるものを指します。
これまであまり疑問に思わなかったんですが、ちょっと気になったので調べてみたら、「クレーン」というと固定式のものも含めていて「クレーン車」は「移動式クレーン」に分類されるんですよね。クレーンと呼ぶと固定式のものと混同してしまうし、移動式クレーンって言うと長いので「レッカー」って呼ぶようになったんじゃないかなぁって思います。

 

レッカーを使うと作業効率が上がります。

 

我々屋根業界でもレッカーを使う事はよくあります。というか、現場の状況が許すなら極力レッカーを使いたいんです。人の力で動かせないような重量物を運ぶ場合もありますが、瓦のように1枚1枚は持つ事が出来ても数がたくさんあるものをまとめて運ぶ場合に物凄く作業効率が上がるんです。10人が必死になって頑張らないといけない作業もレッカーを使って5人くらいでやる方が断然早いんです。古い瓦を撤去する時も新しい瓦を揚げる時も出来る事ならレッカーを使いたいんです。
でも1日のうち1時間だけの作業のためにレッカーを要請すると予算がいくらあっても足りなくなるので、出来るだけ1日中使う作業がある時にレッカーを使います。
だから瓦の撤去の時にはよく使うけど、瓦揚げの時には使う事が少なくなってしまうんです。現場が大きいと使う瓦の枚数も多くなって、レッカーを使わないとやってられなくなるんですが。
ちなみに3tダンプで運べるのは平板瓦で1000枚弱でこれくらいならレッカーを使わなくても1時間くらいで屋根に揚げてしまいます。

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