姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

「とんど」が終わると正月も終わりです。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
私の成人式の時は成人の日は1月15日でした。今はハッピーマンデー法で1月の第二月曜日になっていますね。姫路では成人式は明日の13日に開催されるそうです。成人式と言えば毎年問題行動を起こす新成人の事がニュースになってますが、今年はどんな成人式になるんでしょうね??

 

今年は「とんど」と「消防出初式」が同じ日になりました。

 

例年、消防の出初式が1月の第1日曜日に開催されていて、その次の週に「とんど」が開催されていました。そのおかげで1月は日曜日の予定が詰まってしまって仕事は休みやけど休みじゃない状態やったんです。
それが今年は消防出初式が第2週に開催される事になったので、とんどと同じ日になってしまったんです。

 

とんどの火の管理も消防団の仕事です。

 

とんどは竹を芯にして稲藁を巻き付けて作り上げるので、火を点けるとかなり大きな火になります。うちの地区は広い田んぼの真ん中でやっているので、周辺の建物に火の粉が飛ぶ心配はそれほど大きくはないんですが、最後までちゃんと火の番をしないといけないんです。そこで消防団の出番です。
普通に火を点けただけでは藁の束はちゃんと全部燃え尽きないので、火の回りが甘いところを広げたり、広がり過ぎているところを集めたりするんです。
火を点けたまま放置しておくとなかなか全部燃えなくて、燃え尽きるのに時間がかかってしまうんですよねぇ。

 

大きいものは10mくらいのサイズです。

 

とんどの大きさは地区によってまちまちで決まっていませんが、とんどをやる場所が狭いのに大きいのを作っても周囲への飛び火が問題になってしまうので場所に合わせたサイズになってしまいます。
そして田んぼの真ん中でやるうちの地区のとんどはかなり大きいものになります。自治会の人の発表によると今年のものは高さが約10mになったそうです。

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作る時も梯子を使って登らないといけなかったのでかなり大変やという話が聞こえてきました。作るのは大変やったみたいですが、火を点けてしまうとあっという間に燃え広がって1時間半でほぼ燃え尽きて灰になってしまいました。
このとんどで正月飾りとか書初めなどを燃やすと正月も終わったなぁって気分になります。また明日から頑張って仕事します。