姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

技能士は国家資格なんです。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
最近スマホの電池の消耗がかなり早くなってきました。前にiphoneXに機種変更してから2年以上経っているので当然といえば当然かもやけど満タンにしても新品の状態の87%までしか充電しなくなっているみたいです。電池交換するか機種変更するか迷うところですね。

 

令和元年度の技能検定試験が開催されました。

 

本日、令和元年度の技能検定試験が開催されました。今年の受検者は1級3名、2級2名の計5名です。私が2級を受検した時は1級2級合わせて30名近くが受検していたし1級を受検した時でも20名近くの受検者がいた事を考えるとめちゃくちゃ減ってしまいました。ちなみに昨年の受検者も1級2級合わせて6名でした。
毎年実技試験が終わると試験架台や資材などを片付けるのが瓦組合の青年部の仕事になっています。人数が減って準備も片付けもかなり楽にはなったけど、やっぱり寂しいですね。

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技能士厚生労働省所管の国家資格です。

 

この「技能士」という資格は厚生労働省が所管していて、職業能力開発促進法で規定されている国家資格なんです。かわらぶき職種を含めて建設系で32職種、窯業・土石関係や金属加工関係など111職種で検定試験が実施されています。
認定証は厚生労働大臣の名前で発行されているし、試験に合格していないのに「技能士」を名乗ると法律で罰せられる事もあるっていうのは意外と知られていません。
官公庁の仕事をする時には「1級技能士の現場常駐制度」というのがあったりするんですが、民間の工事現場ではほとんどの場合、技能士資格を確認する事はありません。
「技能を持っている」=「日当が高い」という図式で予算を削減したい元請側としては技能士資格を持つ技能士よりは何でも出来る「多能工」を重用しているからです。

 

技能グランプリの出場権や職業訓練指導員免許を取得する事が出来ます。

 

1級技能士の資格を得られると2年に1回開催されている「技能グランプリ」の出場権を得られたり職業訓練指導員の免許を取得する事が出来るんですが、どちらも現場の仕事をしたい職人さんにしてみれば、普段の仕事以外の事をしなければいけなくなるので敬遠されがちなんですよね。
でも会社としてみると技能士を持っている職人さんを雇用しているかどうかというのは仕事の受注における信用度に直結するんです。だから資格を持っていない人よりは待遇をよくするし、新人が入社したら出来れば試験を受けて欲しいんですよねぇ。
きちんと練習したり勉強したりして対策を取っていないとなかなか合格出来ないのでその辺りのフォローをしないといけないんですが。
今年受検した人の結果が出るのは3月末。どんな結果になるのか今から楽しみです。