姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

心配なのは分かるけど過剰な反応は自分の首を絞めます。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
新型コロナウィルスの影響で姫路城まで公開が中止されてしまいました。たくさんの人が集まる場所で手すりなど不特定多数の人が降れる部分があるのが理由のようですね。
毎年恒例の観桜会なども早々に中止が決まってしまいました。でも入場人数をある程度制限するとかいろいろやり方はあると思うんですよねぇ。

 

建築現場でも影響はかなり出てきています。

 

新型コロナウィルスの影響が大きいのは大勢が集まるイベント会場や飲食店ですね。テーマパークも休園になってしまっていますし、いろいろなイベントが中止になっています。また会議などの後の懇親会についてもしない方がいいって事で多くの飲食店でキャンセルが相次いでいるみたいです。
建築現場でもユニットバスやキッチンなど中国で作られているものが入ってこなくて工期に影響が出ています。

 

瓦そのものは問題ありません。

 

先日もブログで書きましたが、瓦そのものはほぼ国産なので海外製品の物流が止まっても品薄になる事はありません。でも瓦を施工する為に必要な副資材の中には不足する可能性があるものが出てきました。
基本的には副資材はある程度在庫しているものがほとんどなので多少は問題ないんですが、これが長く続くと瓦はあるのに工事が出来ないという事もあるかもしれません。
また瓦工事に付帯する樋なども少しずつ影響が出始めているという話を聞きました。
屋根の上から見回してもそんなに混乱してるような感じはしないので、ちょっと不思議な感じです。

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過剰な反応は自分の首を絞めます。

 

先日、新聞に公共工事の一時中止という記事が出ました。実際には全ての工事ではなく受注者からの申し出があった場合に中止する事があるという当たり前の内容なんですが新聞やテレビなどのマスコミが過剰に反応して、公共工事の中止なんてとんでもない誤報を記事にしてしまったんやと思います。
こういう記事が出る事で建築関係の仕事をしている人が仕事出来なくなったりもするんですよね。マスクやトイレットペーパーについてもマスコミが大きく報じれば報じるほどデマを信じる人が増えている気がします。
人目を引く映像やから興味を持ってもらいやすいしニュースにしやすいというのは分かるけど、マスコミが騒がなければここまでデマに踊らされる人もいなかったんじゃないかなぁ。結局それで自分の首が締まるんですよね。