姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

築40年を超えるとあちこちガタがきますね。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
26日に上棟予定の現場の瓦を父に淡路島まで引き取りに行ってもらいました。和瓦は最近は1パレットで432枚梱包のメーカーのものばかりやったんですが、今回久し振りに使うのは1パレットに504枚やったんです。当然パレットも少し大きめで引き取りに行ったトラックでは3パレット積めませんでした。発注も432枚計算でパレット数で発注していたので、計算しなおして慌てて訂正の連絡を入れました。まだまだ知らない事だらけです。

 

瓦の倉庫は築42年です。

 

当社はもともと製造メーカーやった頃に使っていた窯の後を倉庫として使っているんですが、その倉庫は昭和53年に建てられました。私が生まれた次の年です。数年前からシャッターの閉まりが悪くなっていたので、つい先日修理したところなんですが、今度は入口の溝に蓋をしているコンクリート部分が陥没してしまいました。

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瓦を載せたパレットをリフトで運搬してる最中に壊れてしまったみたいです。築42年ともなるとあちこちガタがきますね。

 

一番古い倉庫の小屋組みは明治の建物です。

 

ちなみに築42年といっても小屋組みは昭和初期の頃に建てられた小学校の体育館の小屋組みを解体した時にもらってきたものだそうです。つまり100年近く前の建物の小屋組みですね。それでも雨漏りもせずにしっかりと役目を果たしてきました。
そして当社で一番古い倉庫の小屋組みに関しては明治期の小学校の講堂のものとの事です。こちらの建物はガス窯になる前の「ダルマ窯」で瓦を焼く時に使っていた薪を保管しておくための建物として使われてきました。薪を使わなくなって、工事車両やその他資材などを置くための倉庫にしています。

 

倉庫が分かれていると使い勝手が悪いです。

 

他にも平成元年に建った倉庫があって、3つに分かれているんです。わざわざ建て替えるのももったいないからと出来るだけ長く使おうといろいろ工夫してきたんですが、流石にちょっと使い勝手が悪くなってきました。
材料や道具を置く場所がバラバラなので用意する時も片付ける時もいちいち場所を確認しないといけないんです。しかも工事車両も同じ場所に停めているのでいちいち車を移動させないといけない事もしばしばです。使える間は出来るだけ長く使うつもりではいますが、最近の大雨ではしょっちゅう浸水するし、そろそろ先の事を考えて計画していかないといけないかなぁ。