姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

一度や二度の雨漏りでは致命的な事にはなりません。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
昨日から高校野球が始まりました。今年はいつもの甲子園ではなく、春のセンバツに出場が決まっていたチームでの交流戦という形になっています。トーナメントでもなく、各チーム1試合のみなんですよね。今年3年生の選手たちにとっては残念極まりない事になったけど、ある意味思い出には残りますね。春はダメやったけど夏こそはって思っていたチームにとっては目標がなくなってしまった形やけど、各県で独自の大会をやっているみたいなので悔いが残らないようにプレーして欲しいですね。

 

一度に降る雨の量が増えています。

 

毎年、どこかで大雨が降って、気象庁が「50年に一度の豪雨」というような発表をしています。特にここ5~6年は毎年のように50年に一度という単語を聞いている気がします。でも年間の降水量を見るとそこまで爆発的に増えているってわけでもないんですよね。豪雨災害が増えていても年間の降水量を考えてみると増えていないって事は一度に降る雨の量が増えていて、降らない時は極端に降らない日が続いているって事なんですよね。

 

雨の量が増えると雨漏りに繋がりやすいんです。

 

基本的に屋根の形状が簡単になればなるほど雨漏りはし難くなります。増築などで雨水が集まる場所が出来てしまうとそれだけ雨漏りリスクは高くなるんですよね。
そして一度に降る雨の量が増えても雨漏りのリスクは高くなります。瓦の排水機能にも限界はあるからです。日本の住宅が勾配屋根になっているのは雨が多いという日本の気候に合わせて住宅が進化した結果です。だから現在、雨の量が増えているという事は将来的に住宅の屋根の形状が変わるかもしれないって事なんですよね。

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雨漏りを放置しているとエラい事になります。

 

一度や二度、雨漏りした程度では建物には致命的なダメージにはなりません。住宅であれば部屋の中の天井や壁にシミが出来てしまうかもしれませんが、それでも気付いた段階で修理していたらそれだけで済むんです。でも雨が降ったら必ず雨漏りするような状態を放置してしまうととんでもない事になってしまいます。
天井や壁のシミはカビを呼ぶ事になるし、湿り続けていると木材は腐ってしまいます。
それでも間仕切りの壁など、構造的に重要でない所であればいいんですが、構造体にダメージが行ってしまうと修理するにも物凄いお金と手間と時間がかかってしまいます。
最初の雨漏りの修理と比較すると10倍とか20倍程度やったら軽い方やと思ってください。住む人が居なくなった家が倒壊するのは主にコレが原因なんですよね。
梅雨は明けましたがこれから台風シーズンなので、雨にも風にも気を付けないとです。