姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

リフォームはある程度大きな範囲でやる方がお得です。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
今日は午後から消防団として地元の小学校の課外授業に出てきました。消防士の仕事は本職さんが出前授業に来たみたいで、その後に消防団に課外授業の依頼があったそうです。平日の午後からで仕事をしている最中の依頼やったけど、私を含めて5名が参加して近くにある広場で消防車を見てもらったり放水の体験をしてもらいました。
小学3年生が相手やったのでみんなキラキラした目で消防車や放水の様子を見ていました。この中から何人が消防団に入ってくれる事やら。

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リフォーム工事には定価がありません。

 

よく水道などの工事で「一律〇〇円!」のようなチラシを見かけます。ある程度寸法や材料が決まっている工事の場合には一律価格が出しやすいです。でも建築、特に住宅建築では同じ仕事でも建物の経っている条件によってかかる金額が大きく変わってきます。
これは新築でも言える事なんですが、リフォーム工事になると更にその傾向は強くなります。
そのせいで「定価」がつけられないんですよね。

 

同じ作業でも環境によって価格は全く違ってきます。

 

修理工事の依頼を受けて見積もりをする場合、これまでの経験から工事にかかる予算を組むんですが、その時に大事なのが現場の周辺環境なんです。同じ作業でも材料の搬出入がし易いのかし難いのか、現場は会社から遠いのか近いのかによってかかる費用は大きく変わるんです。
都会のど真ん中で車は現場から離れた駐車場に置きに行かないといけない場合と田舎の家で敷地内の建物の真横に車を置ける場合では作業効率が全く変わってくるので当然ですよね。
それを建築工事業の価格の不透明さと言われてしまうのはちょっと悲しいです。

 

一部を触ると他が気になるようになります。

 

それとリフォーム工事でよくある話なんですが、予算の関係で一部だけを修理して綺麗になってしまうとそれまで気にならなかった部分に目が行くようになってしまうようです。「ついでにやって欲しい」と依頼される事があるんですが、この「ついで」がかなり曲者です。
もともと予定していた工事の他に追加で工事をする事になるので、最終的に同じ範囲の工事をしていても最初から依頼した場合と追加で依頼した場合でかなり金額に開きが出てきます。工事の仕上がりにも影響するので工事業者は「ついで」にやる追加工事は極力避けたいんです。これが作業に取り掛かる前やと最初からそのつもりで仕事が出来るんですが。
リフォームは計画的にやらないと後々大変な事になりやすいです。