姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

自分が体験した事を人に伝えるのは難しいです。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
昨日の「勤労感謝の日」が今年最後の祝日やったんですね。友人がTwitterで呟いているのを見て、改めて「あ、そうか」ってなりました。今年からは天皇誕生日が2月になって12月の祝日がなくなったんですよね。これからは6月と12月が祝日がない月になるみたいです。

 

施工研修を受けたのも、実際に施工したのも私でした。

 

先月、防滑工事の施工研修を受けてきました。その後、早速工事依頼を頂いて、1軒の工事をさせて頂きました。実際の施工では嫁さんに手伝ってはもらいましたが、防滑材を混ぜるのも実際に塗るのも私がやりました。養生であったり清掃などで嫁さんに手伝ってもらったのでスムーズに工事する事が出来たんですが、工事の流れを一から全部把握してるのは姫路では私だけなんですよね。

 

職人さん達に体験してもらいました。

 

今日は現場仕事の隙間に入ってしまっていたので、母家の玄関先の敷き瓦に防滑材を施工する体験を職人さん達にしてもらいました。いろいろと言葉で説明したり、施工研修動画を観てもらったりはしたんですが、結局実際にやってみない事にはどんなモノなのかは分かり難いと思ったからです。
私自身が自分でやってみないと分からなかった部分があったし、まだまだ慣れていると言い難い私が説明しても職人さん達にも伝わり難いと思ったので手っ取り早く現場を経験してもらうのが一番って思ったんです。
そこでサンプルとして母家の玄関への防滑材の施工をしました。

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動画だけ観てたら簡単ですが、やってみると色々難しいんです。

 

私も最初に施工研修動画を観た時は「簡単やなぁ。」って思ったんですが、いざ自分でやってみたら意外と思うように出来ない事があったりしたんです。
で、実際に職人さん達にやってもらうとやっぱり同じように簡単やと思っていたけど難しいって声が聞こえてきました。何回かやって慣れると本当に簡単になるんですが、慣れるまでは難しいですね。
最近はどんな業種の職人さんの仕事でもYoutubeに動画が上がっていて、観てる分には簡単そうやけど、実際にはそんなに簡単じゃないという話をあちこちから聞きます。瓦でも技能検定のお手本が動画で上がっているけど、それを見たからって実技試験に受かるわけではないというのを実際に自分の目で確認しました。
職人さん達が何回も経験出来るように営業活動もやっていかないとです。