姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

建築学科を卒業してるけど図面を描くのは苦手です。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
昨日からの雨は今日も1日やむことなく降り続いています。今の時期にこんなに雨が続くのはとても珍しいですね。関東の方では冷え込みが厳しくて雨ではなく雪が降る予報が出ているみたいです。首都圏は少しの雪でも交通網が麻痺してしまうので、大きな被害が出ない事を祈るのみです。

 

見積書を作成するために屋根伏せ図を描きます。

 

新築の屋根工事や屋根のリフォームをする時には見積書を作成して提出しています。この見積書を作成する時には前段階として原価計算のための実行予算書を作るんです。瓦が何枚必要でどんな種類の副資材がどれくらい必要になるか、人工(にんく)はどれくらいかかるのかという計算をするんですね。
その為に必須なのが屋根伏せ図です。屋根を真上から見た時の図面で基本的には平面図の寸法に軒の出や妻の出を足して描き出します。新築の場合には平面図が送られてくることが多いので作るのも楽なんですが、リフォームの場合には現場調査で採寸した寸法から自分で作成しないといけません。

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図面を描くのがとても苦手なんです。

 

私は工業高校ではなく工業高専建築学科の卒業です。その後、大学に編入して大学院まで学校で建築を合計9年間勉強してきました。もちろん、設計製図も基本から叩き込まれました。そのあとゼネコンに就職、退社後に家業に戻ってきたので中学校を卒業して以来、ずっと建築畑を歩いてきた事になります。28年くらい建築に関わってきたわけですが、昔から図面を描くのが苦手です。学生のころもゼネコンに努めている時も絶対に図面を描かなければいけないのにいつまで経っても上達しないし苦手意識は残ったままなんですよね。

 

苦手でも仕事としてやっていると多少はマシになります。

 

図面を描くのは相変わらず苦手ではあるんですが、それでも見積書を作るために図面を見ていると多少は図面を見てどんな建物になるかを想像するセンスは磨かれているみたいです。最初は本当に平面図だけではその建物がどんなものなのか分からなかったし、屋根伏せ図も想像するのが難しかったんですが、今ではだいたい屋根の形が想像できます。そしてリフォーム工事では最近はドローンを使って真上からの写真が撮れるようになったので、屋根伏せ図を描く時でもかなり助かっています。
苦手な事でもずっとやってたらそこそこ出来るようになるものなんですね。