姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

技能検定前の技能講習会を開催しました。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
姫路ではよく雨が降りました。金曜日から今日の夕方までずっと降り続いていたんです。今の時期にこんなに雨が降るのもかなり珍しいんですよね。現場調査に行っても屋根に上がれないし、ちょっと用事で外に出たら濡れてしまってめっちゃ寒いしで困りました。でもこの雨で少しは暖かくなるはず。今年はよく冷えたのでそろそろ春が来てもいいですよね。

 

来週は技能検定の実技試験です。

 

瓦工事業界では毎年1月末から2月の頭に技能検定試験が開催されています。今年の日程は実技試験が1月31日で学科試験が2月7日となっているんです。つまり来週の日曜日が実技試験の試験日なんです。
私は10年ほど前に1級技能士を取得したので、もう試験を受ける事はないんですが、技能士会で毎年技能検定を受検する人向けの講習会を開催しています。

 

今年の受検者は4名です。

 

ここ数年は受検者の数がどんどん減ってしまっています。昨年の受検者は1級2級合わせて5名やったんですが、今年は合わせて4名しかいません。それだけ職人さんになろうっていう人が減ってるってことやと思うと寂しいです。
この技能検定の実技試験は午前に2時間、午後から2時間の計4時間で完成させないといけないんですが、何も対策をせずに受検するとどれだけ瓦の仕事に慣れていても合格するのは難しいです。
毎日屋根の上でしている仕事では電動工具を使うことが多くなっているんですが、検定ではドリル以外の工具を使うことは禁止になっているからです。

 

今年の技能講習会は姫路の土山商店さんで開催されました。

 

昨年までは当社で技能講習会を開催していたんですが、今年は検定のための架台や資材などが保管されている土山商店さんでの開催となりました。
朝の8時半に受検者が集合しました。会場は倉庫を借りているんですが、風通しを良くしているうえに架台同士の距離も十分に離してコロナ対策も万全にして開催です。
毎年のことではあるんですが、この講習会では時間内に完成する人の方が珍しくて、今日から試験当日までの1週間で最後の追い込みの練習をして、当日には完成させて合格する人が多いんですよね。

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私も過去に講習会に参加した時には時間内に完成させる事ができませんでした。
何にしても後1週間で本番当日なので体調にも気を付けて練習頑張って欲しいです。