姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

瓦が題材の物語ってとても少ないんです。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
最近、服を脱ぐ時にバチバチと静電気の音がよくします。車を降りる時にもドアを触ったらバチッて音ともに指先に痛みが。数年前まではあまり静電気が発生する事もなかったので、ちょっと戸惑っています。その時に着ているのがだいたい作業服なので作業服の素材が一番の問題なのかもしれませんが、乾燥しがちなのも問題ありなのかもしれません。ちょっと気を付けないとです。

 

「伝統建築工匠の技」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。

 

昨年、日本の「伝統建築工匠の技」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。これは国が文化財を保存するのに不可欠な「選定保存技術」に認定されている宮大工や左官、屋根瓦葺き(本葺き瓦)など17分野の技術です。
瓦業界では本葺き瓦だけでなく桟瓦葺きも含んだ「日本瓦」全体が対象になるように働きかけているようですが、最初の認定では本瓦葺きの分野だけの認定になりました。

瓦に関して良い取り上げられ方が増えてきました

 

昨年から今年にかけては高浜市で「鬼滅の刃」とのコラボイベントを三州の瓦組合が開催してメディアに取り上げられていました。他にも数年前から淡路島の窯元さんがテレビの取材を受けたりもして、少しずつ瓦の事が良い方向でメディアに取り上げられるようになっていますが、それ以前は災害の時に瓦の被害が出たというようなマイナスの取り上げられ方ばかりしていました。

屋根や瓦がフォーカスされた物語ってほとんどありません。

 

よくよく考えてみると瓦を作ったり施工したりする職人さんなり産地なりが取り上げられている物語ってこれまでほとんど見た事がありません。大工さんとか設計士さん、他の職人さんが登場人物にいる話というのはあるのに、不思議なくらい瓦屋さんが登場する物語ってないんですよね。
そんな中でちょっと前に「さんかく屋根街アパート」という漫画が発売されました。少女漫画なんですが、主人公の女の子は「鬼師見習い」なんです。ここまでド直球に瓦の事が描かれるのは本当に初めてで嬉しかったので、少女漫画を買うのはちょっと恥ずかしかったけど、全館揃えました。
漫画やけど瓦の話なので事務所に並べています。興味があったら手に取ってみてください。

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