姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

足場は安全の為にも必要やけど、邪魔になる事もあります。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
今日から着工の現場に行ってみたら昔近所に住んでいた方に声を掛けられました。引っ越しされたというのは聞いていたんですが、どこに行かれたのかは知らなかったので本当にびっくりしました。工事する家の斜め向かいに住んでいらっしゃるみたいです。
周辺がどんな風になっているとか家族の近況などを少し話してから仕事にかかりました。

 

足場があると安心して工事が出来ます。

 

今でこそ屋根の工事をする時には足場をしてもらえるようになってきましたが、私が業界に入った頃はまだかなり少なかったんですよね。新築でも足場がない現場もあったし葺き替えの現場では足場が掛かっている現場はほとんどありませんでした。
少しずつ安全に対する意識が高くなってきたのと法律が整備されてきた事もあって、今では葺き替え工事には足場がかかる事が増えてきましたが、たまに「足場代が高いから足場なしで」と言われる事があります。
それでも現場の状況に応じてどうしても必要な場合には「足場がないと無理です」と返事するようにしています。

 

1階の屋根は足場があると狭くなります。

 

2階の屋根(大屋根)は足場がかかるとしても外側だけで屋根面に障害物が設置される事はないんですが、1階の屋根(下屋)は大屋根の足場を設置するための足が立つ事が多いんです。その場合、下屋は障害物だらけになってしまって作業する場所がめちゃくちゃ狭くなってしまうんです。

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ただ移動するだけでも大変なんですが、荷物を持って移動するとなるとさらに大変になります。下地の補強のためにコンパネを貼ろうとするとめちゃくちゃ苦労します。

 

面倒な部分を先に済ましておくと後が楽です。

 

そんな訳で今日は障害物の多い下屋の瓦を降ろしてコンパネで補強し、下葺き材のルーフィングを貼るところまでで終了となりました。明日は仕事しやすい大屋根の瓦降ろしです。下屋よりは面積は大きいけど、今日のうちに必要な材料は搬入を終わらせているし、大屋根は下屋よりは仕事がしやすいので、明日の作業は今日よりはかなり楽になるはずです。
ただ、明日も今日と同じく気温は高いし湿度も高いみたいなので熱中症には本当に注意しないとです。少しずつ体が慣れてきてはいるんですが、これからが熱中症の本番なのでどれだけ注意してもし過ぎという事はないかなぁ。