姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

道端でヒガンバナを見なくなってきました。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
近所のお好み焼き屋さんの解体工事がほぼ終わりました。建物の解体は昨日のうちに終わっていたみたいで、朝には足場が完全になくなっていました。その後、基礎のコンクリートの解体をやっていたみたいで夕方には壊したコンクリートが積まれている他は完全に更地になりました。最近は家を建てるのも早いけど、解体するのはもっと早いですね。解体が始まって3日(うち作業休み1日)で終わるとは思いませんでした。

 

道路の端に土が露出している道がどんどん減っています。

 

私が子供の頃はそこそこ大きい道でもアスファルト舗装の端っこの方は土がむき出しになっていて、通学路でも普通に土筆が生えていました。小学校の時には近所のおっちゃんが道端でマムシを捕まえた事もあるくらいです。
冬場には霜柱が立って歩くとザクザク音がしていたし、蒲公英とかヒガンバナとか季節の花が普通に咲いていたんですよね。
それが今では道路の端っこが土のままの道を探すのが難しいくらいになっています。

 

水はけがよくなり過ぎて暑くなっている気がします。

 

アスファルト舗装は強度があるし排水性もいいので大雨が降っても道路に水が溜まりにくいのはいいんですが、逆に水はけがよくなり過ぎていて気温が上がっている気がします。昔は土の部分が保水していたので太陽の照り付けがあっても気化熱でそこまで気温は上がっていませんでした。
それが今では全部側溝に流してしまうので気化熱がなくてアスファルトやコンクリートが熱をいつまでも溜めてしまうようになっているんですよね。ヒートアイランド現象の一因は道路の舗装です。

 

今の時期はヒガンバナが綺麗やったんです。

 

秋のお彼岸の時期に咲くから「ヒガンバナ」で別名「曼殊沙華」は今の時期、道端いっぱいに咲いていました。毒々しいくらい赤いけど綺麗やったんですが、最近は道端で咲いているのは見かけなくて、田んぼと田んぼの間の畦道でなんとか見かける程度になりました。
車で通りかかった時に満開になっていて、写真撮りたかったけど車を停める場所がなかったのであきらめていたんですが、先日、バイパスの高架の下の空き地からフェンス越しに咲いているのを見かけたんです。ヒガンバナを至近距離で見るのって35年ぶりくらいかもしれません。

f:id:cbr1100xx-superblackbird-01:20210927213746j:image
最近の水害の多さは道路の水はけのよさと田んぼが減って地面が保水しなくなっているのも原因だと個人的には思っています。もっと田んぼ増やしたら温暖化もマシになるはずなんやけどなぁ。