姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

瓦降ろしする時は過積載に注意です。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
瓦降ろし工事で処分場まで運搬するのに昨日今日とかなりの距離を運転したんですが、2日間で結構な数のパトカーや白バイを見掛けました。特に交通安全週間とかそういう期間ではないはずなんですが、昨日と今日とで3回ずつ往復したんですが、全行程で必ず1台は見かけたんですよね。今日は往復で2回ずつくらいすれ違いました。別に違反しているわけではないんですが、ちょっと緊張します。

 

ダンプに積み込むのは手作業です。

 

瓦の葺き替え工事では屋根から瓦を降ろしてダンプに積み込むのは大抵の場合、手作業になります。現場の環境が良くてレッカー(クレーン)を入れられる場合はクレーンでワイヤーモッコという網のようなものを釣り上げて、それに瓦を入れてダンプまで運ぶんですが、その場合でもダンプの上に1人居て、ワイヤーモッコを外す人が必要になります。その他では足場から直接ダンプに投げ込むか車が横付け出来ない場合には荷揚げ機を設置して手作業で降ろしてダンプに積み込むしかありません。

 

積載オーバーにならないように気を付けないとです。

 

荷揚げ機を使って瓦を降ろす場合にはあまり瓦が細かく砕けないのでそうそう積み過ぎる事はないんですが、足場や屋根から直接投げ込む時には瓦はかなり細かく砕けます。そうするダンプの積載荷重をオーバーしそうになるんですよね。

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当然、過積載は違法なのでそうならないように気を付けながら瓦を降ろしていかないといけません。私が学生の頃に手伝っていた時は処分場に走る回数を1回でも減らす方が効率が良いという考えでかなり過積載にしていたような記憶があります。当時は何かにつけ規制が緩かった時代でしたが、それでもあまりにヒドいとパトかーや白バイに停められていたそうです。

 

3t車が便利なんです。

 

昔はダンプというと積載重量が2tのダンプが多かったんですが、今は3tダンプが主流になりつつあります。車の大きさ自体は2tダンプとほとんど変わらないのに積載量が1.5倍なので当然ですね。うちも15年くらい前に初めて導入した時には感動しました。
私たちの世代は普通自動車の免許で7tまでの中型車に乗れるので問題ないんですが、平成29年以降に免許を取得した人は2tダンプも運転出来ないらしいんです。
免許区分がどんどん細分化されているみたいやけど、なんでそこまで分ける必要があるのかイマイチ理解出来ません。そのうち軽自動車限定とかの免許も出来そうですね。