姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

近所の川には石の橋が架けられていました。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
夕方に散歩に出かけると菜の花やチューリップ、水仙など桜や梅以外の花も咲いていました。更にウグイスが鳴く練習をしているのも聞こえてきて、だいぶ上達して「ホーホケキョ」とちゃんと聞こえるようになっていました。寒い寒いと思っていたけど流石に4月に入ると春を感じる事が多くなりますね。

 

御着城址には石橋が復元展示してあります。

 

うちから500mほど南に下がった所には「御着城址」があります。建物は新しく建てられているのでそれほど古いわけではないんですが、場所そのものは大河ドラマ「軍司官兵衛」でも登場した黒田官兵衛の黒田家の居城があった場所です。
もともとは姫路城は御着城の支城でそれを官兵衛が秀吉に譲った事から姫路城の方が有名になっていったんです。
その御着城址には昔の石造りの橋が移設展示してあります。

 

江戸末期から昭和の時代まで使われていたそうです。

 

小学校の時に見学に行った記憶はあるんですが、その後はまともに行った事がなかったんですが、今日、嫁さんと散歩に行ってる時にふと思い立って行ってみました。
説明書きによると江戸時代の末期に架けられた橋で橋の袂には高札場も設けられていたそうです。それが昭和40年代まで残っていたらしいんですが、台風による大水で橋脚が流されて橋桁が落下したために今の橋に架け替えられて、もともとの石造りのものは現在の場所に移設保存されたとの事です。
昭和40年代後半というと今から考えると50年くらい前ではあるんですが、江戸時代末期から考えると100年以上も使われていたって事なんですよね。

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大人になってから行くと面白い場所がたくさんあります。

 

子供の頃は町内を自転車で走り回っていて地元で知らない道なんてないってくらいやったんですが、その頃は地元の歴史なんてあまり興味がありませんでした。逆に大人になって歴史に興味が出てきた頃には地元を歩く事がほとんどなくて子供の頃に遊んでいた場所をすっかり忘れていたんですよね。
久し振りに近所をゆっくり散歩して普段歩かないところを歩き回ったらいろいろと発見出来る事があって楽しかったです。
車で遠出するのも楽しいけど、今日みたいに近所をのんびりと散歩するのもいいものです。