姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

「瓦屋さん」の認知度はまだまだ低いようです。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
昼間はめちゃくちゃ暖かいけど朝晩はまだ少し冷えているからか、桜が満開のままで長持ちしています。姫路城の堀沿いに植えられている桜も満開になっていて、日曜日にはたくさんの人が桜並木を散歩して見物していました。姫路城のガイドの方が案内している姿も見かけたので、観光に来ている人なのかもしれません。このまま日常が戻ってくれたらいいんですが・・・。

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「瓦屋さんがいるなんて知らなかった」って言われました。

 

今日行った現場調査でお客さんから「瓦屋さんがいるなんて知らなかった」という趣旨の事を言われました。住宅に関する工事をいくつか依頼した事はあったみたいなんですが、全部一括で工事をしてくれる職人さんがいると思っていたのか、それとも屋根は大工さんが工事していると思っていたのか詳しい話は聞けませんでしたが、私が屋根工事の専門である事を伝えた時に言われたんです。

 

知られていないのは存在しないのと同じです。

 

ここ4~5年の間常に課題として感じていた事が「知られていないのは存在しないのと同じ」という事です。私自身は瓦工事をしていて業界に身を置いているので、必然的に私の周囲の人も「瓦屋」という存在を知っている事になります。
そうすると世の中のすべての人が「瓦屋」を知っているという錯覚を起こしていたんですよね。以前、それを指摘してもらって以来、「まずは知ってもらう事」が大事やと思ってこのブログを始めたんですが、私1人がいくら頑張ってもなかなか知ってもらう事は出来ません。
災害の時などに瓦が飛散している映像や悪徳業者の詐欺被害などで悪目立ちをする事はあっても大半の人には興味を持ってもらえてないんですよね。

 

建築業にはかなりの数の専門職種があります。

 

そもそも建築業と一言で言ってもかなりの数の専門職があります。現場監督をやっている時には1日に20社ほど違う職種の業者さんが現場に入っていた事もあるくらいです。流石に住宅では一度にそんなにたくさんの業者さんが入る事はないんですが、それでも3業種とか4業種が一緒に仕事する事は当たり前にあります。それだけたくさんの業種があるんですが、そういう専門職がある事が知られていないんですよね。
一般的に知られている職種って多分、大工さんと左官屋さんくらいじゃないかなぁ。電気屋さんや水道屋さんも知名度はあるけど、それはキッチンやお風呂、電化製品などの商品を売っている会社と認識されている可能性があるんですよね。
特に住宅が「建てる」ものから「買う」ものになってその傾向が強くなっている気がします。
まだまだ精進が足りないです。