姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

ウッドショックはまだまだ続きそうな感じです。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
ネットニュースを見ていたら衝撃のニュースが目に入りました。なんとローソンの「からあげくん」が値上げするというのです。からあげくんが発売されたのは36年前との事なので私が8歳とか9歳の頃ですね。私は学生の頃からよく買い食いしていて、ずっと値段が変わらないままやったので、初めての値上げというニュースに驚いたんですがほとんど買った事がない嫁さんは特に驚く事もなく「へぇ~」という反応でした。これだけ物価が上がるとしんどいですね。

 

あらゆる材料が値上がりしています。

 

以前にもこちらのブログで材料の値上げが続いているという話を書いたんですが、その流れはとどまる事を知りません。仕事の資材だけでなく食品類や生活必需品などの値上げも続いていて、本当にあらゆるものの価格が上がっています。特に燃料関係の値上がりがひどくて、レギュラーガソリ1リットルが170円というリーマンショックの時の価格が安く感じられるほどの価格になってしまいました。

 

木材や鋼材の値段も上がり続けています。

 

私たちが仕事で使っている木材や鋼材などの価格も上がり続けていて、今では3カ月前の見積もりで工事をしていたら利益が出ないほどになってきました。でも建築関係の仕事って見積もりを提出して3カ月で着工出来たらめちゃくちゃ早い方なんですよね。
見積もりを提出してから半年とか1年で着工という工事が当たり前なんですが、今はそんな事をしていたら会社はやっていけません。でも見積もりを提出した後での増額はほとんど認めてもらえないのが現状です。

 

見積書には有効期限がありますが、有名無実化していました。

 

父が見積もりをしている頃から当社の見積書には一応、「見積もり有効期限」が設定されています。でもそれが本当に「有効」やった事は一度もありません。完全に有名無実化していました。
でもここまで短期間で資材の値上がりが続くと有効期限がある事を周知して、それを過ぎた場合には再見積もりにしないといけない状況です。
特に木材はアメリカや中国の住宅バブルの影響で価格が上がったままなのに加えてロシアとウクライナの戦争でロシア産の木材が輸入禁止措置の対象になってしまったのでこれからさらに値上がりすると予想されています。私たちが扱う木材も値上がりと品薄になってしまうので、これからの工事をどうしようか頭を悩ませています。

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