姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

新築の現場は安心して屋根の上にいられます。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
2月に締め切りやった「お~いお茶新俳句大賞」の2次審査通過の報告が次々とネット上に上がってきています。私は今年で6回目の挑戦ですがこれまで一回も2次審査を通過した事がないんですよね。今年こそはって思ってますが、通過できるかなぁ。2次審査通過者には緑色の封筒が届くらしいので、毎日郵便が届くのを楽しみに待っています。

 

珍しく新築の現場が続いています。

 

新型コロナウィルスが流行し始めた一昨年から昨年にかけては、住宅の新築の工事が激減しました。もともと当社では新築の工事そのものは減っていてリフォーム工事をメインにはしていたんですが、それでもコロナ前には年に10棟ほどは工事していました。それがコロナ禍で更にへって年に2棟とか3棟だけになってしまっていたんです。
それが今年に入ってから新築工事の見積もり依頼が増えて、今月は2棟続けての工事となりました。

 

新築工事は足元がしっかりしています。

 

リフォーム工事と新築工事の違いというと、お客さんが住んでいるか住んでいないかが一番に挙げられますが、他にも事前に寸法を指定できるので瓦を切ったりしてサイズを調整しなくても済む事などもあります。
でも個人的には足元の安定感が一番大きいと思っています。リフォームの場合は古い瓦を撤去したらその下の野地板は経年劣化で薄くなったり、雨漏りで傷んだりしてかなり柔くなっているんですよね。気を付けて歩かないとすぐに踏み抜いてしまうんです。
それが新築ではどこを歩いても踏み抜く事はありません。屋根の上で仕事をする時にはこの安心感はかなり有難いんですよね。

 

桟を打つだけでも丈夫さが変わります。

 

野地板がちょっと柔いなぁって感じてても瓦を引っ掛けて釘打ちするための桟木を打つつけるだけでかなり強度が増して安定感が出てくるんですよね。新築ならなおの事です。
今は人工木材で作られた桟木もよく使いますが、個人的には人工木材よりは天然木の桟木の方が好きなんですよね。人工木材は真夏には熱で柔らかくなるし真冬には固くなり過ぎてすぐに折れてしまうようになるので扱いが難しいんです。
今くらいの時期に使うのが一番いいんですよね。こういう弱点は早めに克服してほしいです。

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