姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

お金の話って大事なはずやのに後回しにされがちです。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
今年は本当にタケノコがよく採れるみたいですね。母が朝からタケノコを水煮にして保存できるようにしていました。収穫したタケノコはとにかく早いとこ処理しておかないとすぐに傷んでしまうんですよね。でも冷蔵庫がタケノコだらけになってしまうくらいたくさんあるので、タケノコのメニューをちょっと考えないとです。

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商売していてもしていなくてもお金の話は大事です。

 

毎日生活していくだけでもお金は必要になるし、ましてや商売をしているとお金の話はもっと大事になります。取引先への支払いや社員さんたちへの給料の支払いなどこちらが出すだけでなく、こちらが仕事をした対価として受け取る方もあります。
いくら支払うのかいくら支払ってもらうのかはとても大事な話なんですが、これがなかなか難しいんですよね。

 

職人仕事をしている業種ほどお金の話をするのは苦手っぽいです。

 

建築業の職人仕事をしている業種は特にその傾向が強いんですが、お金の話をするのがダメな事のように感じる人が多いんです。自分の仕事を金額にするのがダメというような風潮があるんですよね。
それも請求する側がそう思い込んでいて、自分の価値を下げてしまっているんです。私たち屋根工事業界も同じで、自分たちが出来る仕事は誰にでも出来る仕事やって思い込んでいるんですよね。そのせいで自分たちの価値を下げてしまっているように思います。

 

自分で仕事を安くすると後で困るんです。

 

バブルが崩壊して以降、デフレになってあらゆるモノが安い方が良いっていう価値感になりました。そのせいで、どんなに難しい仕事をしても安いのが一番いいという風潮が続いています。更に職人さんの数が多い時に仕事を得るためにどんどん自分で仕事を安くしてしまったんです。
そしてそれが基準になったために物価が上がり始めても工事単価を上げる事が出来ないままなんですよね。災害で人手不足になった時に少し単価を上げる事が出来たんですがその後の材料単価の値上げを転嫁できないままになっています。
コロナ禍での資材の高騰でもそれが出来ない現状でどんどん厳しくなっているのでなんとか単価を上げられないかとあがいているのが現状ですが、お金の話をする事に苦手意識があるままなのでなかなかうまく行かないんですよねぇ。