姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

梯子を使って屋根に上がるのは瓦屋さんでも怖いんです。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
昨日の夜、少し早めにお米の乾燥機が停まったので今朝まで窓を開けて眠る事が出来ました。窓を閉め切っているといくら外が涼しくなっていても室内の空気は籠ってしまって朝イチは汗だくで目が覚めるんですよね。それが今日は久し振りに爽やかに起きる事が出来ました。またしばらくは窓が開けられない日が続くけど、我慢です。

 

現場調査に行くといつも驚かれます。

 

私は体格がちょっと(かなり?)ガッチリしてるので、いつも現場調査に行って屋根に上がるとお客さんにびっくりされるんですよね。おおよそ身軽には見えないのに軽々と梯子を使って屋根の上に行ってしまう事に驚くみたいです。
たまに瓦壊れたりしない?なんて聞かれる事もあったりします。新しい瓦は絶対大丈夫ですが、古い瓦の場合はちょっとヤバい事もあります。

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慣れていても怖いものは怖いです。

 

でも実は毎日のように屋根に上がっていても梯子から屋根に移る瞬間はめっちゃ怖いんです。一番バランスを崩しやすい瞬間でもあるし、足を踏み外す可能性もあるんですよね。
服が梯子に引っかかって梯子が倒れそうになったりもした事があるし、2連梯子のストッパーが上手く掛かってなくてずり落ちそうになった事もあります。
これまでなんとか大きな怪我をせずに済んでいますが、本当に運が良かっただけやと自分でも思います。
仕事で毎日繰り返すので流石に慣れてはきたけど、怖いものは怖いんですよね。

 

怖さを忘れると大怪我をするみたいです。

 

私が瓦の業界に入った時に父から言われたのが「怖いと思っているうちは落ちない。怖さを忘れた頃に大怪我をするんや」です。怖さがあるうちは行動も慎重になるので危ない事はしないけど、慣れてきて怖さを忘れると横着をしたり油断したりして落ちたり大怪我をしたりするという事らしいです。
そして実際に慣れてきた頃に屋根から落ちた事があります。その時は高さもそれほどではなかったし、かろうじて軒先につかまる事が出来て自分の身長分の高さを稼ぐ事が出来たので実際に落ちた距離は1mほどで下にあった板がはねて膝を強打した程度で済んだんですが、かなり怖かったです。
それからは慎重になりましたね。そしてお盆や正月などの長い休み明けの初日はいつもにも増して怖く感じるようになりました。何事も慣れは必要やけど慣れ過ぎたらダメって事ですね。