姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

画一的な料金表を出すのが難しい仕事です。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
先日、副資材を買っている会社から資材と一緒にサウナのパンフレットが送られてきました。「おうちサウナ」っていう商品なんですがちょっと面白そうやし会社に設置するのも面白いかもって思ったんですが、値段が思ってたよりも高かったです。1人用でかなり小さいけど手入れは必要になるので難しいですね。

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料金表を作るのが難しい仕事もあります。

 

テレビなどで工事業の改革として一律の料金表を提示して分かりやすくするというようなものが紹介されているのを観る事があります。工業製品を取り付けるだけなどの同じ内容の仕事であれば作業も効率化出来るしある程度画一的な料金を提示することも出来ますが、それが出来ない仕事も意外と多いんです。住宅のリフォーム関連などがそうですね。よく平米単価で聞かれますが、平均値を答える事は出来ても「この金額で出来ます」という答えは現場を見ないとダメですね。

 

同じ形の家は1軒もありません。

 

ハウスメーカーのようにプランがある程度決まっていて、それを組み合わせて行くような家でも全く同じ家は建てられません。家が建つ場所も違うし住む人のライフスタイルも違うので似たような家はあっても全く同じ家はないんです。
これがリフォームになると更に違いは顕著になってくるので、同じ工事内容でも進め方が違ったりもするんです。

 

雨漏り修理と言っても原因はいろいろあります。

 

それに一口に雨漏り修理といっても雨漏りの原因もいろいろあるので、「雨漏り修理〇〇円」という表記も出来ないんですよね。何より雨漏りの原因を特定もせずに金額を出すなんて事はリスク以外の何物でもありません。
リフォームでは瓦をめくってみるまでその下がどうなっているのか分からない事も多いし、新築よりも掛かる手間は大きいので、どうしても最初の予算組の時にその分を見越しておかないとなんですよね。だから現場を見て見積もりする前段階で料金を明示しようとするとびっくりするくらいの高額を提示しないといけなくなります。それが買い手側の不安に繋がると言われても仕事をする側としてはきちんとした仕事をするためには必要な事なので困るんですよね。